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2017.10.09 谷山谷コース

 先日大阪市内で行われた読売新聞社主催の講演会に行ってきた。演題は「ICTがあたりまえにある教育環境へ」というもので、内容がどうのというのではなく、我が箕面市の倉田市長が講師をされるというのにつられて大阪まで出かけた次第である。

 ICTとは情報通信技術のことで、IC(情報技術)とほぼ同じ意味を表す言葉。ITが経済分野で使われることが多いのに対し、ICTは教育などの公共事業で使われることが多いそうである。

 当日は数百名の席数に半分ぐらいの聴衆で学校関係者や自治体の関係者に交じって、私たちのような箕面市から来た(冷やかし組・・・これは失礼)も多かったようである。

 

 講演の内容は電子黒板、タブレット、大型デジタルテレビ等のICT機器を使って、教育をより効率的に進めていこうとする箕面市の取り組みを紹介したものである。箕面市内の全ての小中学校でこの取り組みを進めており、その成果も上がりつつあるということであった。その中で特に興味を惹いたのは、ICT導入で全生徒のデータが容易に管理できるので、個々の生徒の指導が可能になること、先生の教育指導能力についても分析でき、先生の研修に活かせるということであった。またいいなと思ったのは、小中一貫校だけの試みであるが、大型デジタルテレビを使ってニュージーランドのハット市の学校とSkypeで常時つないで、リアルタイムでハット市の子どもたちと会話ができるようにしていることである。

 今日の講演を聞いて箕面市の子どもたちが世界に羽ばたく青年になってほしいと思った。

 

 さて、長くなってしまったが、今日は谷山谷コースのクリーハイキング。天気予報では30℃近くになるということで、寒さに慣れ始めた体にはちょっときつくなりそう。白島荘横に集合し、いつものように各自ごみを拾いながら白姫神社まで歩く。

 

 白姫神社までには3つの溜池が散在し、その土手に野草が咲いて秋の深まりを示している。

 

 薩摩池の水草

 

 ホシアサガオが群生している

 

 この時期よく見られるヒヨドリバナ

 

 草むらからはヤマハッカが顔を伸ばしていた

 

 少し遅いがワレモコウが残っている

 

 白姫神社境内でハイキングの注意点を説明する。今日ハイキングする谷山谷コースが有害獣の駆除作業実施日に当たっていて、事故が起こらないよう、ハイキング道から外れないようにすること、隊列が長くならないようゆっくり歩くことなどを申し合わせた。また最近問題になっているマダニ、スズメバチの注意などを行って、準備体操をして出発。リーダーはいつものようにM隊員。上の水神社までの山道で早速カエンタケを発見。K隊員がしょり。

 

 ナラ枯れ防止のため巻き付けた防虫網の中に発生したカエンタケを早速処理

 

 水神社前で休憩

 

 山道を進むと時おり銃声が聞こえる。空砲を撃って有害獣を追い払っているのだろうかと思う。

 

 枯木の根元から生え出たキノコ

 

 木の根元にはスズメバチもいることがあり、注意が必要

 

 気温が上がってくるとたちまち汗が噴き出す。そんなことで手ぬぐいを首に巻いている人が多い。休憩ポイントに着くとすぐに水分補給。飴を頬張るのも元気がでる。

 

 飴を配ってくれるM隊員

 

 休憩を終えてまた山道を上る

 

 次の休憩ポイントは前が開けているので、ほらあそこに・・・

 

 これは鹿の角とぎの跡。箕面の山でもよく見かける

 

 林の中に入り、空きびんを拾うAさん

 

 風で落ちたシバグリ(秋ですね!)

 

 ここが行きの最後の休憩ポイント(何を眺めているのでしょうか)

 

 ゆっくり歩いたのだが、11時半には南山に到着。弁当を広げ、女性陣の差し入れ攻勢でお腹がいっぱいになる。そのあと記念写真をして出発。

 

 クマノミズキの果柄

 

 カマツカの実、日当たりが良いせいか、葉っぱが茂り過ぎ

 

 参加者の皆さん

 

 南山を下り、谷すじの方向へと進む。山道を下っているときに、下の方から犬の鳴き声を聞いたような気がした。猟犬を使っているのだろう。

 

 下り道

 

 タカノツメ

 

 キノコ

 

 キクラゲ

 

 谷すじに降り着くと谷川に沿った道になり緩やかに下っている

 

 谷の入口付近の広場に数台の車が停まっており、10名前後の猟友会の人達がいた。1台の車に乗せた檻には猟犬が数匹入れられており、我々を見て興奮する犬もいる。小型トラックの荷台には射止められた鹿とイノシシが載せられており、地面にも立派な角をもった鹿が横たえられていた。空砲と思っていたのは実包で、駆除を実施していたことが分かった。鹿やイノシシをどうするのか聞いたところ、多くは市の施設で焼却するとのことであった。鹿やイノシシの死体を見ると、可哀そうな気がするが、作物や植林を食い荒らす現状をみると仕方ないとも考える。

 

 猟友会の人達の車

 

 駆除された鹿とイノシシ

 

 入口の車止めに貼られた表示

 

 谷山谷を抜けると、廃品集積場のような一角を過ぎ、白姫神社前を通って朝来た道を白島荘横まで帰る。

 

 ヤマガキ

 

 ハダカホウズキ

 

 カエンタケのような形をした黒いキノコ?

 

 ヤブカンザシ

 

 仲良く並ぶアオサギとカワウ

 

 秋空とススキ

 

 今日のゴミの回収量は3袋、8.8kg、タバコの吸い殻は78本でした。

 次月度は皿池公園集合で勝尾寺参道をハイキングします。    文責 H.T

 



2017.10.03.「東海自然歩道コース」実施報告。

     芒原 十月の雲 流れけり (松浦為王)

青空は深く澄みわたり、何もかも爽やかで明るい10月になりました。

野を渡る風は透明度を増し、草花が秋色に変わり、木々の葉の黄変も

始まりました。目のくらむような原色の秋本番はもう、間もなくです。

同時に、この季節は啄木が<アカシアの並木に、ポプラに、秋の風吹

くがかなし>と詠んだように寂寥感も深くなります。ともあれ詩人・

堀口大學が「十月の言葉」で謳った<十月はやさしく、甘い>、そん

な秋を山々で満喫しましょう。

     ♫ 出湯の窓に 夜霧来て

       せせらぎに寝る 山宿に

       一夜を憩う 山男

       星を仰ぎて 明日を待つ ♫

            神尾明正・松本征夫「坊がつる讃歌」

本日も秋の野山を楽しむべく、一般参加者8名、隊員9名の

総勢17名で<東海自然歩道>に向かいました。

 


阪急・箕面駅前にて。今年も、<赤い羽根共同募金>が始まりました。

 

       赤い羽根つけ勤め人風情かな (清水基吉) 

 


古道・中ノ坂道のピラカンサの実。

 

   さんざめく小鳥の声のおさまれば

           ピラカンサの実ひとつだになき

                        (鳥海昭子) 

 


西江寺にて。本日、参加戴いた17名のみなさんです。本日のハイキングの平安を祈願致しました。

 

         ものはものを呼んでよろこび、

         さみしい秋の黄色い葉はひろい大様な胸に眠る。

         風もあるし、旅人もあるし、

         しづんでゆく若い心はほのかな化粧づかれに遠い国をおもふ。

         ちいさな傷のあるわたしの手は

         よろけながらに白い狼をおひかける。

         ああ 秋よ、

         秋はつめたい霧の火をまきちらす。

                          大手拓次「秋」

 


聖天展望台へ。

 

      けさ秋の葉擦れの風を聴きをりぬ  (林 裕子)

 


聖天展望台付近の、ドングリ。

 

                       どんぐり山で

            どんぐりひろて、

            お帽子にいれて、

            前かけにいれて、

            お山を降りりゃ、

            お帽子が邪魔よ、

            辷(すべ)ればこわい、

            どんぐり捨てて

            お帽子をかぶる。

            お山を出たら

            野は花ざかり、

            お花を摘めば、

            前かけ邪魔よ、

            とうとうどんぐり 

            みんな捨てる。

                       金子みすゞ「どんぐり」

 


聖天展望台付近の広場にて。準備体操。

 

       体操の手の伸び伸びと今朝の秋  (与川やよい)

 


聖天展望台より望んだ、箕面の山。

 

            今朝秋の山嶺すつきりと稜立てり  (小澤克己)

 


才ケ原林道出口にて。K隊員が丹精して咲かせたコスモスの花。

 

      かえらざる言問いに似てコスモスの花

              ゆれやまず人のさびしさ

                         (岡部桂一郎)

 


才ケ原林道の出口付近の、洋種山牛蒡。

 

       山牛蒡の葉陰ほのかや茎の紅  (寺田寅彦)

 


「地獄谷口」付近谷底の、大量の不法投棄物。

 


急斜面で高度もあり、極めて危険な為、ロープづたいに降りる隊員。

 


谷底で回収中の隊員。

 


谷底の最奥端で回収中の隊員。

 


谷底より、ロープにて引き上げ作業を行う隊員。

 


回収後の現場。

 


全回収物。

       全重量 115.3kg

 

山が随分、きれいになりました。お疲れさまでした。ありがとうございました。

*このような斜面や作業は危険な為、隊員のみで行っています。

         いつまでも

         美しくあってほしい

         私たちの箕面の山!

                  (箕面の山パトロール隊) 

 


才ケ原林道の芒。

 

      中々にあらくは吹かぬ風ゆゑに

             みだれてなびく花薄かな

                        (樋口一葉)

 

 

 

 

 

                

 

 

 

 

  

 


才ケ原林道を歩む。

 

      野に山に空に秋風清々し  (長峰 勇)

 


才ケ原林道の、アケビ。

 

        あけびの實我がために君はもぎて後

           そのうすむらさきを食ひつつゐたり

                          (斎藤茂吉)

 


才ケ原林道の、赤とんぼ。

俳人I隊員の一句。

 

         赤とんぼ居心地はよし棒の先 (篤老)

 


才ケ原林道の、栗の実。

 

     ♫ あかるい あかるい 星の空

       鳴き 鳴き 夜鴨の 渡る夜は

       ああ とうさんの あの笑顔

       栗の実たべては 思い出す ♫

                      斎藤信夫「里の秋」

 


ビジターセンターにて。ランチ・タイム AM11:50。

 

       巻寿司の切腹したり秋の昼 (田中禎子)

 


東海自然歩道に入る。

 

       山遙か一歩踏むごとに汗かきぬ  (岡村昭則)

 


箕面川ダム湖の遊歩道に咲く、萩の花。

 

      ゆう風に萩むらの萩の咲き出せば

            わがたましひの通りみち見ゆ

                          (前川佐美雄)

 


箕面川ダム湖の遊歩道の、白膠木紅葉。

 

      狐舎の径白膠木の紅葉赫と燃ゆ  (水原秋櫻子)

 

 


箕面川ダム湖の遊歩道を歩む。

 

                 声出せばみな音になる山の秋 (小野蒙古風)

 


ダム湖の遊歩道に咲く、イタドリの花。

 

      霧の夜の哀れなりける月に似て

             青く曇れるいたどりの花

                         (与謝野晶子)

 


市道箕面五月山線沿いの、ナンキンハゼの紅葉。

 

   美しいと感じたそのものは、やはり美しいと感じたその場、

   その時が一番調和してゐるのでせう。生きた美しさのみが

   人間の心をゆすぶり動かし、人間の心をなやますものも生

   きた美しさがするのです。 

                 香月泰男著「春夏秋冬」より    

 


長谷橋より仰いだ秋の空。

 

               くものある日

               くもはかなしい

               

               くものない日

               そらはさびしい

                          八木重吉「雲」  

 


帰路、仰ぎ見た、秋の月。

      

            ♫ 月がとっても 青いから

              遠回りして 帰ろう

              あの鈴懸の 並木路は

              想い出の 小径よ

              腕を優しく 組み合って

              二人っきりで、サ、帰ろう ♫

                           清水みのる「月がとっても青いから」

本日も、移動性高気圧に起因して、天候不順で、降雨が懸念されましたが、「地獄谷口」の大量に

放置された不法投棄物の処理を主目的に、クリーンハイキングを敢行致しました。よって、時間の

関係もあり、「箕面川ダム湖一周コース」にショート・カットさせて戴きました。時折、秋雨に濡

れましたが、野や山に<小さい秋>を楽しめ、心豊かになりました。みなさま、お疲れさまでした。

さて、今、政府主催の有識者会議「人生100年時代構想会議」が話題を呼んでいます。そのメン

バーのL.グラットン英国教授は、今後、寿命が100歳まで延びることに鑑みて、より良く生きる

為には、従来の「教育→仕事→引退(余生)」の単線型の人生から、「教育→仕事→学び直し→起業

→社会貢献」等の多様に変化する複線型の人生設計が必要と説いているそうです(読売社説)。19

世紀の織田信長の「人生50年」時代から、たった2世紀を経て、「人生100年時代」を迎えるこ

とになるのですが、その人生100年時代の<クリーンハイキング>に思いを馳せる今日この頃です。

          長生きも藝のうちぞと落語家の

                 文楽に言ひしはいつの春にや

                               (吉井 勇)

それでは、みなさん、また、十一月にお逢いしましょう。

季節の変わり目です、体調管理に十分、ご留意ください。

                       コース担当者一同

                             (文責:森岡)

(番外編)

     
<反省会>

     しみじみとわれの孤独を照らしをり

           札幌麦酒(サッポロビール)のこの一つ星

                          (荻原裕幸)

 

 

 

 

 

 



2017.10.03 山の辺の道コース

 今年もいよいよノーベル賞週間になった。残念ながら医学・生理学賞の3年連続の受賞は叶わなかったが、その他分野での受賞の可能性は残っている。1949年に湯川秀樹博士が日本人で初めてノーベル物理学賞を受賞したことが、敗戦後まもない自信を失った国民に大きな力を与えたことは良く知られた事実である。今までに25名の日本人の受賞者がおり、ここ最近、毎年受賞のうれしいニュースが飛び込んできて数日間は話題を独占するが、今年も時の顔になる受賞者はでるのだろうか。この時期強い関心で待ち受けている人も多いが、どんな結果になるのであろうか。

 先日のTV番組で日本の科学技術の現状を憂いて、10年後、20年後には科学技術系の受賞者はいなくなるのではないかとの悲観的見通しを述べているのを観た。現在の研究者、特に若い研究者は雑事が多く、研究そのものに割く時間がどんどん削られているという。その上研究者としての身分が保証されている人が少なく、勢い実績がすぐに出るテーマを選ぶ傾向が強いという。その結果世界的に重要な論文が少なくなっているとのことだ。また優秀な若い頭脳の海外への流出も問題になっている。科学技術立国を目指す我国がこんな情勢ではさみしい限りだ。なんとか杞憂で終わってほしいものだ。

 

 さて本日は曇り空のもと山の辺の道Bコースのクリーハイキング。午前中の雨の予想は30%。駅前に集まったのは一般参加の方4名、隊員3名の7名。出発前には霧雨も降り出した。傘をさしてのごみ回収は危ないので、ハイキングを重点にと出発。

先導はいつものようにI隊員が務める。

 

 

 霧雨に煙る滝道

。あ

 

 滝道の途中から右に折れ急な小道を上る。ここは巡礼道の一部らしい。小道を上り詰めると西江寺への坂になる。 

 

 滝道のクサギ

 

 雨に濡れたフヨウの花

 

 石塀で見つけたトゲナナフシ

 

 西江寺のカエデはまだまだあおい

 

 西江寺前を抜け、住宅地をしばらく行くと屋敷山稲荷神社がある。最近鳥居などを改修した小さな神社である。このころになると雨も上がって歩きやすくなりました。

 

 立派な門構えの住宅

 

 屋敷山稲荷神社

 

 神社前に放置されていたゴミを片付ける

 

 住宅地を抜け自動車道路に出て、山麓線を東に進む。平尾橋を渡り如意谷住宅の方へ向かうと左手には山裾が迫り、右手には才が原池から流れでた川がある。山裾にはネズミモチが生い茂っており、アケビやノブドウも見られる。水の少ない川には砂州ができススキをはじめとする雑草が茂っている。

 

 ネズミモチ

 

 アケビの実

 

 ノブドウ

 

 ススキ

 

 如意谷住宅地に入る急な階段の手前でI隊員がカマキリを見つけ、ハリガネムシを持っていないか調べる。案の定、カマキリの尻からハリガネムシが2匹出てくる。I隊員の詳しい説明でハリガネムシの生態を知りみんな感心。

 

 ハラビロカマキリ

 

 ハリガネムシを持って説明するI隊員

 

 ジョロウグモ、小さいのは雄か

 

 如意谷住宅地に入って紅葉が始まった木々を見ながら歩く。山手公園でしばらく休憩し、如意滝方面へ小道を下りる。途中の斜面で大きなバスケットボールほどのものを見つける。調べるとキノコの一種のオニフスベらしい。

 

 紅葉が始まったケヤキ

 

 まだらに紅葉したニシキギ

 

 街路樹のアメリカフウも紅葉し始めている

 

 ピラカンサ

 

 バスケットボール大のオニフスベ?

 

 昨日の雨で道が悪かったので、直接如意滝に下る道を避け龍王神社への道を下り、神社境内を見た後如意滝に回った。

 

 龍王神社境内の銀杏

 

 マルバルコウの花の蜜を吸うナミアゲハ

 

 ヒヨドリバナ

 

 ツリガネニンジン

 

 如意滝の前で説明を聞く

 

 山麓線沿いの田圃の稲が刈り入れ前になっていました。”実るほど首を垂れる稲穂かな”

 

 今日は悪路を考慮してあかつき園には回らず、ショートパスで白島荘横のごみ集積場所に向かいました。

 回収したごみは1袋1.6kgでした。タバコの吸い殻は71本です。

 

 次月度はCコースになります。集合場所は白島荘横です。       文責 H.T



2017.9.28.「明ヶ田尾山コース」実施報告。

        雲表に 山々ならび 九月尽 (福田蓼汀)

朝夕の風が涼しさを誘い、風物のたたずまいにも徐々に秋色が目立つよう

になりました。詩人・石垣りんは<ふと目覚めたら枕もとに、秋がきてい

た。>(詩集「旅情」)と秋の訪れを謳っていますが、このように秋は<

かそか>に、<すずやか>に、そして<やさし>く訪れるものなのでしょう

。巡り来た、美しい彩りの秋を思う存分、楽しみましょう。

       ♫ 遙かな空よ 青空よ

         晴れゆく山の想い出よ

         あ々 君ゆきし頂きに

         青春の歌 こだまする

         いま アルプスの山小屋に

         朝霧ふかく 秋が来る ♫

                   武井つたひ「あの尾根遠く」

本日も野や山に秋色を探すべく、一般参加者5名、隊員8名の総勢13名

で<梅ヶ谷>に向かいました。

 


古道・中ノ坂道に咲く、コスモスの花。

 

    揺るるともなきコスモスに重ね見る

               わが幼な友いまは何処に

                          (木村芙美子)

 


瀧道に咲く、石榴の花。

 

      初秋の 花つけてゐる 石榴かな  (渡辺水巴)

 


瀧道に咲く、優雅な白き曼珠沙華。

 

     風を浴びきりきり舞いの曼珠沙華

         抱きたさはときに逢いたさを越ゆ

                        (吉川宏志)

 


音羽山荘前を歩む。

 

     胸元の 風かぐはしき 今朝の秋  (松村富子)

 

 


梅屋敷に咲く、萩の花。

 

    私は秋の七草の中で萩が一番好きだ。

    すんなりと伸びた枝先にこんもりと盛り上がる薄紫の花房。

    幹の両方に平均に拡がる小さい小判型の葉。

    朝露にしっとりと濡れた花房を枝もたわわに辛うじて

    支えてゐる慎ましく上品な萩。

                 岡本かの子「秋の七草に添へて」

 


瀧道で出会った、アサギマダラ。

 

    空に溶ける アサギマダラの 羽の色 (村上友香)

 


瀧道の、野村泊月の句碑前にて。本日、参加戴いた13名のみなさんです。

 

          椎の花八重立つ雲の如くにも (野村泊月)

 


箕面昆虫館前に、咲く夏薊。

 

        ♫ いとしき花よ 汝はあざみ

          こころの花よ 汝はあざみ

          さだめの径は 涯てなくも

          かおれよせめて わが胸に

          ああ ああ ♫

                     横井 弘「あざみの歌」

 


箕面公園管理事務所前に咲く、秋明菊の花。

 

                秋明菊のひとつの花をめぐり

          飛び去りてゆきたるしじみ蝶ひとつ

                         (小池 光)

 


龍安寺広場にて。準備体操。AM9:20.

 

        ほがらかな 秋日和

        澄みきった 青空

        ちっちょ ちっちょ

        木づたふ 雀子ら

        いい日だな

                  中 勘助「秋日和」

 


瀧道に咲く、秋海棠の花。

 

     胸ぞこの燠かきたてて描き来し

             秋海棠のあたたかき彩

                        (笹川しのぶ)

 


山ゴミを回収中の、参加者のみなさん。17.5kgのゴミの回収、

ありがとうございました。

 

        いつまでも

        美しくあってほしい

        私たちの箕面の山!!

                    (箕面の山パトロール隊)

 


ビジターセンターに咲く、ヨメナの花。

 

      春の野といへぬことなき原っぱに

            ひとむら嫁菜萌え出づるかも

                         (島田修三)

 


ビジターセンターの、金木犀。

 

 <おまえが気づかず、また興味がないにしても、この風には

  秋の爽やかな味がするし、もくせいの花の香が匂っている。>

                     山本周五郎著「さぶ」より

 


箕面川ダムへ。

 

       遠きものほど美しき今朝の秋  (鷹羽狩行) 

 


市道箕面五月山線沿いの、オオケタデ。

 

      オオケタデ塀越えて咲き一人住む

             あなたの声の明るく聞こゆ

                        (鳥海昭子)

 


長谷橋より仰いだ秋の空。

 

           また風が吹いてゐる

           また雲が流れてゐる

           明るい青い暑い空に

           何のかはりもなかったやうに

           小鳥のうたがひびいてゐる

           花のいろがにほってゐる

                         立原道造「萱草に寄す」より

 


市道箕面五月山線沿いの、ムカゴ。

 

                  手一合 零余子貰ふや 秋の風  (芥川龍之介)

 


山ゴミを回収される、参加者のみなさん。

 

       STOP!ポイ捨て

       ごみは自分で持ち帰ろうね!

                   (大阪府池田土木事務所)

                   (箕面の山パトロール隊)

 


エキスポの森付近に咲く、曼珠沙華。

 

  まんじゅしやげの赤しんしんと目に滲みて

             景色の色を奪ってゆけり

                        (花山周子)

 


エキスポの森にて。ランチ・タイム。AM11:50。

 

      秋もはや熱き紅茶とビスケット (虚子)

 


鉢伏山へ。

俳人I隊員の一句。    

      

        天高し 頂めざし さあ一歩  (篤老)

 


おおさか環状自然歩道上の、イガクリ。

 

                 ♫ しずかな しずかな 里の秋

        おせどに木の実の落ちる夜は

        ああ かあさんと ただ二人

        栗の実にてます いろりばた ♫

                       斉藤信夫「里の秋」

 


梅ヶ谷へ。

 

    二拍子のリズム刻みて鼻歌の

            指揮を執りたる枯れ葉踏む音

                         (結城ゆき)

 


おおさか環状自然歩道上の、ドングリの実。

 

     拾い来てつやつやまろきどんぐりを

            幼なの撒けばそこはもう秋  

                        (佐佐木由幾) 

 


梅ヶ谷に到着。PM1:05。

      

                  のぼり来て 土柔らかし 秋の山  (徳丸峻二)

 

     

 

                       
箕面川ダム湖へ、下山。

 

     登山して 秋に会うだけ それでよし (岡村昭則)

 


府道茨木能勢線沿いの、山ブドウ。

 

     野葡萄の 七色ルビー 光りおり  (山崎浪江)

 


自然研究路6号線入り口にて。大量の不法投棄物。

 

        不法投棄は犯罪です!   

                   (箕面の山パトロール隊)

 


箕面川ダム遊歩道の、ハゼの紅葉。

 

     ♫ 誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた

       ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた

       むかしの むかしの 風見の鳥の

       ぼやけたとさかに はぜの葉ひとつ

       はぜの葉あかくて 入り日色

       ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた ♫

                サトウハチロー「ちいさい秋みつけた」

 


聖天展望台より望んだ、六甲山。

 

                               六甲は 我のまほろば 秋の山  (稲畑汀子)

 

本日は秋雨前線の影響により、AM9:00までの降雨率が高く、実施が危ぶまれましたが、

以降の天気回復に期待して、断行致しました。結果、スタート時点での弱雨程度で済み、以

降は涼しさに恵まれ、秋色が満喫でき、楽しいクリーンハイキングとなりました。お疲れさ

までした。さて、人間はどこまで長生きできるのか?と言う興味ある記事が先般、日経新聞

に掲載されていました。一般的には、寿命の限界として、フランス人の事例の122歳だそ

うです。一方で、重要な健康寿命の限界は慶応大学の研究によれば110歳程度とか。厚労

省では<平均寿命の増加分を上回る健康寿命の増加>を目指して、様々な取り組みに力を入

れていますが、脳科学の観点から、‥度な運動、⊆駝、C療好奇心を上手に組み合わ

せて生き抜くことが重要(東北大の研究)とか。我らが「クリーンハイキング」のメリットも、

このような観点から見直されてもよい様に思います。

      死はそこに抗いがたく立つゆゑに

            生きてゐる一日(ひとひ)一日はいずみ

                              (上田三四二)  

季節の変わり目です、くれぐれもご自愛ください。

それでは、また、10月にお逢いしましょう。

                  コース担当者一同

                        (文責:森岡)

(番外編)


<反省会>

 

        発泡酒よりふつふつと秋の声  (櫂 未知子)    

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

  

 

           

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

           



2017.09.26 こもれびの森地獄谷コース

 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)の季節到来です。

 今日の空はすっかり秋色です。

                        箕面駅前の空                            龍安寺下広場からの秋色                

 

 

  スタート前、Tリーダーより"地獄谷に大量のごみあり"と伝達がありました

   いざ出発…日中は暑くなるのかな…準備万端です

 

サポーターNさんに今日の新兵器を紹介頂きます  H隊員は早や気合が入る…「蝮がでるぞ〜!」の声が

 

 

  Before---府道豊中亀岡線から投棄された大量のごみ                     場所は地獄谷

               谷のごみ誰が捨てたか葉月尽     篤老

 

 足元に十分注意を払いながら新兵器の活躍です…              「オ〜イごみを落とすぞ〜‼」

 

       ここにも元気な隊員が…力持ちも…                     回収が終わり【足元注意!】で撤収です

 

 

      After---こんなに綺麗になりました

 

ごみ集積場所までの運搬は、女性サポーターの方々を中心に皆様方が積極的にご協力頂きました。

 急階段の上りが大変でしたが写真撮れませんでした(すみません)

そして計量、記録にもご協力頂きました                回収したごみは土嚢袋12袋ありました

 

 

さて、ここからは初秋の箕面の森を楽しみましょう

  先ずはこんなものが

 何かな???静かなダム上の池がこんな姿に写りました  見上げれば緑のもみじに陽があたり…

 

 

こもれび展望所での楽しい昼食のあとは才ヶ原池を目指します

  才ヶ原池湖畔にてご参加の皆様方です。 29名のご参加を頂きました(一般参加者 17名  隊員 12名)      

皆さんマミズクラゲ見付けましたか?今年は少し小さいので見つけにくかったですね

 見れなかった方のために(写真:Tリーダーより)

 

昆虫たちも元気です

赤とんぼ 何故か同じ場所に 

                                        カマキリは美人につかまれてしあわせ〜?

                                                                                         ハリガネムシ…早く水に戻して〜

  

 

道端、頭上は秋色いっぱいです

                       頭の上で割れたあけびが人誘う      篤老

 

              イタドリ                                 イヌザンショウ                         クマノミズキ

  

 


           コバノガマズミ                                ススキ                   シュウカイドウ(秋海棠)                          

   

 

                          モミジ                                                           ヤマハゼ

 

 

                       リンボク                                                        キンモクセイ

 

 

この森が紅くなるのもアットいう間でしょうね

 

今回は地獄谷大掃討の作業で、ご参加頂いた皆様方の積極的なご協力で懸案のごみを回収する事が出来ました。

   この谷のごみと歩いて集めたごみの総量は 13袋 約63kgでした。

   ご参加いただいた皆様方お疲れさまでした、有難うございました。

     また綺麗な地獄谷をハイカーの皆様方に楽しんでいただけると思います。

      ドライバーの皆さん【車からのゴミ捨て絶対にやめて下さい】

  

  今回もT隊員より綺麗な写真を沢山ご提供頂きました。      

 次回は10月24日(第4火曜日)です。緑の森も少し色づいてくる頃ですね❣

 ご参加をお待ちしています。                                            担当隊員一同

                                                                                    (文責 稲田)

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                     

 

 

 

 



2017.09.23 滝道・若葉コース

秋を感じる事が出来る本日のクリーンハイキングには隊員5名・一般参加者合わせて8名のご参加を頂きました。

 

皆さん、楽しくクリーンハイキング

 

少し⛅曇りです。 本日、鷹の渡り2匹を確認できました。

 

 

 

本日も気合いが入ります! ゴミ袋1つ 2.8キロ分のゴミ回収を出来ました。

 

 

 

 

秋を感じる植物との出会い 臭木

 

彼岸花

 

 

ススキ

 

キリギリス でしょうか・・秋になれば様々な昆虫との出会いもあります。

 

望海展望台へ行く途中、ミツバチの巣を見つけました。 自然の神秘を感じます。

 

少し⛅曇りになりました。

 

アケビです。

 

紅葉の季節が待ち遠しく感じます。

 

皆様!お疲れ様でした。来月は本格的な里山のシーズンに入ります。

またご一緒に楽しみましょう!

 

文責 箕面の山パトロール隊 植山陽介



2017.09.20 天上ケ岳コース実施報告

彼岸入りの9月20日、一般参加者20名、隊員10名の総勢30名が箕面駅に集合し、午前9時に出発しました。気温が下がったとはいえ、曇り空の若干蒸し暑い日です。

今回の天上ケ岳コースのクリーンハイキングは、箕面大滝、百年橋を経由して天上ケ岳に登り、ようらく台園地で昼食をとった後は落合谷を下り、箕面駅に戻る通常のコースです。

 

ヒガンバナ(曼珠沙華)を見ると秋を感じます。

 

瀧安寺広場で、コース説明、自己紹介をし、入念な準備体操を行いました。

 

箕面大滝は9月17日に近畿地方を通過した台風18号の影響で水量が増え、水しぶきが上がっています。

 

 

百年橋から少し上流の車道脇に不法投棄されたゴミがありました。ゴミを集め、所定の集積所まで運びました。残念なことに車道からの不法投棄は無くなりません。

 

百年橋付近にはミズヒキとカリガネソウが咲いています。

 

 

百年橋から自然研究路2号線を登ります。

 

先月のきつかった登りも、少し涼しくなると楽に歩けます。皆さんの顔に余裕が感じられます。

 

11時半に天上ケ岳に着きました。今回参加された皆様です。

 

市道箕面五月山線をようらく台園地に向かって歩きます。途中、又もや不法投棄を見つけました。エアコンもあり、重くて運べないので、その場でゴミを集積しました。

 

車道の脇には、本格的な秋の訪れを待つかのように木の実が色付いています。

クサギは花と実を同時に見ることができます。

 

 

ガマズミ、ゴンズイとシロダモが赤い実をつけています。

 

 

 

ノブドウの実も色付いてきました。ノブドウは残念ながら食べられません。

 

12時半にようらく台園地に到着しました。楽しい昼食タイムです。

 

ようらく台園地には山菜の女王、コシアブラの花が咲いています。

 

午後1時に下山を開始しました。十二曲がりを下ります。

 

落合谷を下ります。

 

途中2カ所で猛毒のカエンタケを見つけ、地中に埋めて処理しました。今年は昨年に比べカエンタケの見つかる範囲が広がっています。

 

 

午後2時40分に箕面駅に到着し、解散しました。今回は季節の移ろいを感じることができたハイキングでした。回収したゴミは51圓任靴拭参加された皆様お疲れ様でした。次回の参加をお待ちしています。

 

天上が岳コース担当一同(報告者 TU)



2017.09.14 才川コース実施報告

朝夕はずい分と過ごしやすくなりました。とはいえ、この日の大阪は真夏日の予報。ハイキングには厳しい一日となりましが、25名(一般参加17名、隊員8名)の参加をいただきました。先日の雨で谷筋は荒れ、足元を気にしながらの沢歩きでしたが、期待通りの涼を存分に味わうことができました。それでは早速、この日の模様を紹介しましょう。

 

   いまは、もう秋。 路傍で見つけた彼岸花(曼珠沙華)。彼岸が近づいたことを知らせてくれるこの花は、地獄花とも呼ばれています。花言葉は「情熱」「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」「再会」とか・・・。

                            歩きつづける 彼岸花咲きつづける(山頭火)

 

出発前から、お隣の茨木市でのクマ出没の話題で持ちきりでした。しかし、才川の谷筋に下りると、谷の涼しさが話題の中心になりました。さて、この日は才川をさかのぼり、才ヶ原池から林道を通りこもれび展望所へ。ここで昼食後、林道から才ヶ原池を経て風の森経由で阪急箕面駅前に戻るルートです。

             

      住宅街を抜けて才川の入口に向かいます       朝陽を浴びて準備体操

 

 いよいよ出発。才川の谷筋に下り、才ヶ原池を目指して沢歩きのスタートです。この日は、先日の雨でルートの荒廃が心配でしたが、隊員の手でずい分と歩きやすくなっていました。

                  

                             足元に注意しながら才川の谷筋へ

         

             ロープを頼りに急斜面を登り                 斜面伝いに上流を目指します

      才川には小さな滝が数多くあり、流れ落ちる水音が快適なサウンドを奏でます

 

      

           谷筋をさらに奥へ          ときには川を離れ、急斜面を登ります 

 

         

            川筋の道は、隊員の補修で渡渉も急斜面の道も随分と歩きやすくなっていました。ご苦労様!

                  

                 足元に神経を集中し、才川の上流へ

 

 何度も川を渡り、急斜面を登ると、やがて才ヶ原池が近づいてきます。谷筋は涼しくても、このあたりまで来ると額には汗が吹き出します。渡渉も登りもあと少しです。

    

             滑りやすい岩場の渡渉、気を付けて!    坂を登れば目的地はすぐそこ、頑張りましょう!


             才川の沢を登り切った皆さん、ご苦労さまでした

 

 才ヶ原池に到着した一行は、こもれび展望所に向かいここで昼食休憩。このあと、林道を歩き、季節の花々や色づいた木の実など山の秋に触れ、下山しました。

   

          木陰の下で食べるお弁当は格別‼      こちらのランチタイム、盛り上がる話題はなに?

 

 最後は、この日見かけた「秋色」のいくつかを紹介しましょう。

     

      タラノキ             クサギ               ススキ

     

       ウメモドキ            ネム              サルナシ

            

        笑いを誘ったリラックスした猿、アケビが色づくのを待っていたかのように姿を見せました

 

 実りの秋にはこんな危険なキノコも顔を出します。カエンタケです。今年は、例年以上に発生が目につきます。この日も隊員が見つけては速やかに処理しました。

    

   雨が降るとコナラなどの枯れ木のそばに顔を出すカエンダ。触れるだけでも危険な毒キノコです

 

 この日も、たくさんのゴミを回収しました。皆さんありがとうございました。

        

          集めたゴミはペットボトルや空き缶のほかタイヤなど。集積場所で重量を測定します

 

日頃、あまり耳にはしませんが、9月17日から21日頃を「玄鳥去」(つばめさる)といい、季節を表す二十四節気の「白露」(9月8日頃)の末候に当たります。「玄鳥」は燕のことで、子育てを終えた燕が南へ帰って行く頃のことを言います。時を同じくするかのように残暑も和らぎ、朝夕は過ごしやすくなって、あちこちで本格的な秋がやってきます。この日歩いた才川の谷筋や山道でも、目にした花々や木の実は、すっかり秋色に変わっていました。やがて来る錦秋の頃を前に、皆さんは季節の移ろいをどんな風に感じられたのでしょうか。

        秋はあかるくなりきった

        この明るさの奥に

        しずかな響きがあるように思われる

             八木 重吉「響(ひびき)」―

 

                

         才川を登りきると、眩しいほどの澄んだ空が広がっていました。秋到来です

 

この日は、皆さんのご協力で23.3キロのゴミを回収することができました。ありがとうございました。次回も集合場所は阪急箕面駅前(9時30分)、才川入口(如意谷団地西側10時)の2か所です。多数のご参加をお持ちしています。

          担当隊員一同 (写真と文 竹内)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

  

 

 



2017.09.11 勝尾寺参道コース

 本日の勝尾寺参道コースの集合場所は皿池公園。昨日が「クリーン箕面作戦」の日であったので、公園もきれいになっていると思っていたが、なんと公園のあちこちに弁当クズがいっぱい。土のう袋半分ぐらいのごみが10分程度で集まった。当然ここも作戦の対象場所になっており、きれいに清掃されたであろうから、午後からこの公園を利用した輩が汚したのであろう。もちろん利用者全てが不届きものということはないのだが・・・。

 

 さて今日の参加者は一般11名、隊員13名の24名。ハイキングにあたっての注意事項を説明し、準備体操をして曇り空の下出発。

公園を出て信号を渡ると山道に至る小道になる。この両側には田や畑が広がる。少し進むと農業用の溜池がある。畑や溜池の土手には秋の野草が顔を覗かせ、絶好の被写体となる。

 

 アキノタムラソウ

 

 ツリガネニンジン

 

 二月前にはピンクの花を咲かせていた池のハスが、今はすっかり形を変えて蜂の巣状になっている。

 

 ハスの花托(中の黒いのが種)

 

 更に乾燥した花托

 

 別の池ではガマの穂がでていた

 

 畑の中の小道を進んで動物除けの扉を抜け山道に入ると、一気に気温が下がって涼しく感じる。ここからは今の時期、あまり花が見られない。そんな中、先ず目に飛び込んだのは、ヒノキの枝にクリスマスツリーのように絡みついた満開のカエデドコロだ。

 

 カエデドコロ

 

 山道を上って第一の休憩ポイントに着く。このポイントは前の木が大きく茂って視界を妨げている。それでも木々の間から間谷や茨木の町並みの一部を見ることができる。

 

 山道を上る

 

 休憩ポイントから眺める

 

 彩都から阪大病院方面へ走るモノレール

 

 コナラ枯死木の根元で見つけたカエンタケ。掘り起こして処理

 

 さらに参道を上っていくと、大阪平野やその向こうに生駒の山が見えるようになる。今日は曇っていてはっきりと見えない。

 

 左上の建物は彩都の物流センターの建物。右上は茨木か高槻の構想ビルか

 

 参道の山道を上りきると平らな道になり、やがて勝尾寺への下りの石段になる。この道には勝尾寺への古い町石(ちょういし)が建っている。最近のNHKの番組(ブラタモリ)で高野山の町石がでていたが、古さでは勝尾寺の町石は負けていない。高野山には180基の町石があり、文永2年(1265年)から弘安8年(1285年)まで20年かけて完成したそうである。勝尾寺の町石は新家バス停近くの町石から勝尾寺まで36の町石があり、そのうち1町石から7町石までは宝治元年(1247年)に建てられたという記録が残っているそうである。

 

 三町石(五輪塔の上の部分がなくなっている)

 

 二町石(完全な形で残っている)

 

 一町石(これも完全な形で残っている)

 

 町石の由来を示した看板

 

 一町石から100mほど下ると勝尾寺に着く

 

 勝尾寺は西国33か所巡礼の23番目の札所である。22番が茨木の総持寺、24番が中山寺である。

 

 勝尾寺

 

 

 

 勝尾寺近くの勝尾寺園地で昼食をとり、午後からの雨に会わぬよう早めに出発。ドライブウェーを5号線入口まで歩き、ここからしらみ地蔵方面へと進み、上りと同じルートを下り皿池公園に午後2時頃帰着した。

 

 勝尾寺園地入口で記念写真

 

 

 ヒヨドリバナ(ドライブウェー沿い)

 

 同上

 

 ノブドウ?(ドライブウェー沿い)

 

 5号線入口で休憩

 

 河原に下りてごみを回収するH隊員

 

 鹿の足跡

 

 しらみ地蔵前で休憩

 

 ネコハギ(珍しくネコと名の付く植物)

 

 色づいた柿の実

 

 

 本日のごみ回収量は土のう袋4袋、9.9kg、たばこの吸い殻は172本でした。

 次月度は白島荘横に集まって、谷山谷コースを歩きます。ご参加をお待ちしています。

                       文責 H.T

 



2017.09.05.「東海自然歩道コース」実施報告。

     風の中 新月九月 はじまれり (大野林火)

季節は進み、路傍の草の葉に、白く光る朝露が出来る九月になりました。

残暑はまだまだ厳しいですが、朝夕はめっきり涼しく、風の音や流れる

雲、そして日差しにも秋の気配が感じられます。古代より、人々の初秋

への感性は変わらなく、中国の古典「礼記」にも、この時期を<孟秋の

月 涼風至り 白露降り 寒蝉鳴く>と情感に富む表現で記されていま

す。山々で初秋ならではの、これらの情趣を楽しみましょう。

   

     ♫ ふるさとの丘の小径は

       寂しさにたどる小径よ

       檜葉の木の 梢にかかる

       あの雲は 想い出の雲

       消え去りし 遠いあの日の

       あゝ 夢を誘うよ ♫

                 宮川哲夫「ふるさとの丘の小径は」

 

本日も初秋の山々を楽しむべく、一般参加者11名、隊員9名の総勢20名で

<東海自然歩道>に向かいました。

 


古道・中ノ坂道に咲く、ノカンゾウ。

 

      萱草の 一輪咲きぬ 草の中 (漱石)

 


瀧道に咲く、オシロイバナ。

 

    ひぐらしの声も斜めに降りそそぎ

             白粉花は紅を濃くせり

                        (坂本ひろ子)

 


瀧道にて。秋風に揺れる風鈴。

 

      くろがねの 秋の風鈴 鳴りにけり (飯田蛇笏)

 


 

 

 


西江寺・境内より仰いだ、初秋の空。

 

                    なんにもない空

          青い空、

          波のない日の

          海のよう。

          

          あのまん中に

          とび込んで、

          ずいずい泳いで

          ゆきたいな。

 

          ひとすじ立てる

          白い泡、

          そのまま雲に

          なるだろう。

                     金子みすゞ「青い空」 

 


西江寺境内にて。本日、参加戴いた20名の皆様です。

 

         すゞしさの めでたかりけり 今朝の秋 (太祇)    

 


西江寺境内に咲く、芙容の花。

 

                       面影は かぜに吹かるる 芙容かな (草城)

 


西江寺参道の、紅葉。

 

      木漏日に 澄める紅葉を 仰ぎけり (山村 修)

 


聖天展望台へ。

 

     はつ秋の日のひかり吹きてさやさやと

            何か笑ましく風の行くあり

                         (中村憲吉)

 


聖天展望台付近の広場にて。準備体操。

 

          秋は喨々と空に鳴り

          空は水色、鳥が飛び

          魂 いななき

          清浄の水 こころに流れ

          こころ 眼をあけ

          童子となる

                   高村光太郎「秋の祈」

 


府道豊中亀岡線の聖天展望口・斜面の不法投棄物。

 

          不法投棄は犯罪です!

                    (箕面の山パトロール隊)

 


不法投棄物を回収される参加者の皆さん。

約24.7kgの回収、ありがとうございました。

いちだんと山が美しくなりました!

 

         いつまでも

         美しくあってほしい

         私たちの箕面の山!

                    (箕面の山パトロール隊)

 


府道豊中亀岡線沿いの、エノコログサ(ネコジャラシ)。

 

     ねこじやらしで鉄柵うちつつ帰り来ぬ

            やさしさは恋に染まらぬこころ

                          (岸本由紀)

 


才ケ原林道出口付近に咲く、臭木の花。

 

       揚羽たち秋は臭木の花を恋ひ (後藤比奈夫)

 


才ケ原林道の、芒。

 

     深山路の霧晴れゆけば穂芒の

             原いちめんに幻の光(かげ)

                         (野口八重子)

 


才ケ原林道の、葛の花。

 

    幾たびかこの道来つつ葛の花

           咲き散らふまで山にこもりぬ

                        (斎藤茂吉)

 


才ケ原林道を歩む。

 

      土を見みて歩める秋のはじめかな (蛇笏)

 


才ケ原林道に咲く、萩の花。

 

     山萩の咲きの盛りのくれなゐを

          おぼろになして露のながるる

                        (吉田正俊) 

 


<山ごみ>を回収される、参加者のみなさん。

 

      ごみは持ち帰りましょう!

                 (箕面の山パトロール隊)

 


才ケ原林道入り口付近の、法師蝉。

 

     法師蝉「ツクシタヨウ」とこの夏の

               終わりを告げて何処かへ去る

                               (森みどり)

 


東海自然歩道を登る。本日の最難所。

俳人I隊員の一句。

 

       かなかなや 遠くに聞きて 歩む我  (篤老)

 


東海自然歩道の、ヤイトバナ(ヘクソカズラ)。

 

      青芒一葉をへくそかづら捲く (高野素十)

 


東海自然歩道を歩む。

 

     ひぐらしの声がさそひし風なるに

               竹群そよぐ跫音は秋

                        (南川静恵)

 


東海自然歩道にて。ランチ・タイム。AM11:45。

 

       すわれば風がある秋の雑草  (山頭火) 

 


自然研究路4号線を下る。

 

                 青葉森もち上ぐるごと鳴き澄める

             ひぐらしいっぴき天心は秋

                        (木村博子)

 


自然研究路4号線の、椿の実。

 

       椿の実 色深めつつ 艶めけり (林 敬子)

 


ビジターセンターへ。

 

      山路ゆく 人遠く見て 初秋かな  (飯田龍太)

 


府道豊中亀岡線沿いに咲く、ヒヨドリバナ。

 

    さがしものみつけてもらったようである

              ヒヨドリバナの清楚な身振り

                        (鳥海昭子)

 


下山途中で、見送ってくれた山猿親子。

 

     山猿の 手の届くまで 母性愛  (高田ヨネ子)

            

       
下山後の、かき氷。Dカフェにて。

 

     カキ氷 登山の汗を 冷やしけり (岡村昭則)

 

本日は秋雨前線の影響による午後からの降雨を懸念し、コースを短縮し実施

致しました。爽やかな風の中で、山々の初秋の風情を楽しむことが出来まし

た。お疲れさまでした。さて、先月、以前にNHKの<気象>の名キャスター

として活躍され、数々の名コラムを著わされた、倉嶋厚さんが亡くなられま

した。<日本の空に恋する>思いが滲んだ、平明で優しい語り口での<お天

気>説明は人々を魅了して止みませんでした。同時に、瑞々しい感性で、折

々の美しい花、きらめく光、そして、爽やかな風の季節を謳い、その出会い

を一期一会の思いで愛され、多くの読者を癒やされました。そこに倉嶋「美

学」の神髄がありました。

きっと、あの世でも<お天気>博士として、活躍されていることでしょう。

           春夏秋冬ーーー季は流れる。

           春は桜、夏は露草。

           秋は紅葉、冬は木枯らし。

           四季にはそれぞれ色がある。

           ふっと、見上げてみよう、忘れかけている

           あの空を。

           そっと、思い出してみよう、子供の頃、

           ころげまわったすすき野原を。

           いま、みつめてほしい、日本の色を

           忘れないでいてほしい、美しい自然の彩りを。

           そして、つたえてほしい風の色を。

                       倉嶋厚「風の色・四季の色」より

それでは皆さん、また、十月にお逢いしましょう。

ご機嫌よう、さようなら。

                コース担当者一同

                       (文責:森岡)

(番外編)

     
<反省会>  N隊員より差し入れて戴いた、郷里の逸品<鮒鮨>。

       俳人I隊員の一句。

            鮒鮨の臭気で忘れる疲れかな (篤老)

 

 

  

 

 

                    

 

 

 

 

          

 

 

 


 

 

             

          

     



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