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2019.03.05.「東海自然歩道コース」実施報告。

三月の声のかかりし明るさよ(富安風生)

漸く、三月になりました。寒さも徐々に

和らいで、風は早春の色をなし、大地の春

の胎動も実感できるようになりました。一

方で吉丸一昌の唱歌の如く、まだ春は名の

みで風に寒さを感じる今日この頃でもあり

ます。古来、奈良・東大寺のお水取りが済

まないと春が来ない、との言い伝えがあり

ます。その神秘的な儀式も十四日に済めば

もう、本格的な、明るい春の到来です。躍

動感に溢れる<山笑う>季節はそこまで来

ています。

♬ 風が吹く 風が吹く

  北の町の 少女の頬に

  春は近いと ささやいて

  ああ いつかいつか 遠い日に

  心にえがいた 明るい夢を

  風は知っている この風だけが ♬

       萩原敏「風の町かど」

本日も山々に早春の光と風を楽しむべく、

一般参加者8名、隊員7名の総勢15名で

<箕面川ダム湖>に向かいました。

 


瀧道に咲く、クロッカス。春を告げる花。

 

クロッカス光を貯めて咲けりけり

       (草間時彦) 

 


瀧道に咲く、沈丁花。

 

そぞろにも知らぬ世界の匂ひする

      臙脂の色の沈丁花かな

         (与謝野晶子)  

 


瀧道を歩む。  

 

話し合ふ言の葉春の風に乗る 

     (川崎孝二)  

 


<梅屋敷>の、白梅。

 

並み立てる椎の梢に風見えて

    白梅のはないよよ白きかも

         (若山牧水)

 


瀧道<時雨>にて。AM9:15。

本日、参加戴いた15名の皆さんです。

 

飛んで来た

毬が、

あとから子供。

 

浮いている

凧が、

海から汽笛。

 

飛んで来た

春が

今日の空 青さ。

 

浮いている

こころ、

遠い月 白さ。

   金子みすず「早春」

 


<箕面公園昆虫館>付近の、クロガネモチ。

 

朱き実に集いし小鳥の今朝早く

     発ちたり樹々も風も静けし

        (中村テルミ)

 


瀧安寺広場にて。準備体操。AM9:20。

 

♬ 淡き光立つ 俄雨

  いとし面影の沈丁花

  溢るる涙の蕾から

  ひとつひとつ香り始める

 

  それはそれは空を越えて

  やがてやがて迎え来る

  春よ 遠き春よ

  瞼閉じればそこに

  愛をくれし君の 

  懐かしき声がする ♬

       松任谷由美「春よ、来い」  

 


瀧安寺広場の欅。

 

天心に連なる高さゆく風に

     欅は春の光をこぼす

       (遠藤一義)

 


<楓橋>を渡る。

 

早春の光を求め歩を辿る(小林圭子)

 


瀧道左岸の藪椿。

 

みずからのひかり放ちて咲きさかる

      椿の花の紅のしづもり

         (福田吉弘)

 


瀧道左岸を歩む。

 

早春の光り川面に満ちにけり(中山泰山)

 


<獅子岩>前の、落椿。

 

音もなく落ちて鮮洌をなほ保つ

      椿仰向きてひめるものなし

           (印田巨鳥)

 


早春の大滝。

 

谷ふかく凍ることなき白滝は

     岩根にひびき空にとどろく

         (吉原太郎)

 


滝壺の、ゴミ回収をされる参加者のみなさん。

本日はゴミ拾いの新兵器<スーパーハンド

況拭笋療仂譴任后

竿の長さ3mの伸縮式で、抜群の威力を発

揮しています。

でも、危険です!気をつけて!

 


続いて<山ガール>のOさんも作業開始。

「これは便利で、凄い!」と感嘆の声!

滝壺から約1kgのゴミを回収致しました。

 

 STOP!ポイ捨て!

(箕面の山パトロール隊)

 


大滝付近の、ネコノメソウ。

俳人I隊員の一句。

 

足元で吾を見上げるネコノメソウ(篤老)

 


いよいよ本日のメイン・ワークの開始です。

大阪府池田土木事務所のご協力を戴き、

箕面川・河川敷のゴミ回収ローラー作戦を断行。

ここでも、

新兵器<スーパーハンド況拭笋大活躍です。

 


まず、<山ガール>お二人が河川敷に

飛び降り、ゴミ回収を開始されました。

いつも通り、その手際の良さは見事です。

 


河川敷斜面にて。ここにもゴミ回収に

傾注いただいている<山ガール>のお二人。

 


負けてなるか、と馳せ参じる男性陣。

 


軽快に岩間を渡り歩き、

ゴミ回収するH隊員。

その敏捷さは隊随一です。

 


もう、ないかしら?

根刮ぎ、ゴミを回収された参加者のみなさんです。

 


トリはこの人、現場総指揮官のk隊員。

新鋭武器<スーパーハンド況拭笋

駆使し、川中のゴミさえ回収です。

見事なテクニックです。

お疲れさまでした!

本日のゴミ回収総重量は

      14.5kg

もありました。

ありがとうございました!

 

いつまでも

美しくあって欲しい!

私たちの箕面の山

(箕面の山パトロール隊)

 


ビジターセンターにて。

<明治の森箕面国定公園保護管理運営協議会

>の募金に応じられる参加者の皆さん。

この募金はトイレや森林の管理、

環境美化等に使用されています。

 


箕面川ダム湖へ。

 

空は晴れても、

建物には蔭があるよ。

春、早春は心なびかせ、

それがまるで薄絹ででも

ハンケチででもあるように

我等の心を引き千切り、

きれぎれにして風は散らせる

    中原中也「早春の風」

 


市道箕面五月山線沿いに咲く、オオイヌノフグリ。

 

いぬふぐり咲きまじりたる土手に来つ

        短き草は短く吹かる

          (中山礼二)

 


箕面川ダム湖畔にて。

ランチ・タイム。AM11:45。

 

春浅し英語の文字のビスケット 

      (田中藤穂)

 


ダム湖の遊歩道を歩む。

 

春が来たかと声を出す山の木々

      (岡村昭則)

 


箕面川ダムの湖面。

 

早春のまぶしきものに湖の沖 

     (有山八洲彦)

 


帰路の、春夕焼け。

 

春夕焼指の先まで染めにけり

      (熊谷みどり)

 

本日は四月上旬のような陽気で、終

始、穏やかなクリーンハイキングと

なり、山々では早春の息吹にふれ、

心豊かなひと日となりました。

お疲れさまでした。

さて、一冊の魅力的な絵本に出逢いま

した。ジャン・ジオノ著「木を植えた

」です。第一次大戦前の仏の地方の

不毛の地に孤独な男が黙々と、<どん

ぐり>を撒き続け、長い年月の末、幸

せと寛ぎを生む「森」に育て上げる物

語です。冒頭の<名誉も報酬も求めな

い、奥床しい行為は必ず、後世の人々

に恵みをほどこす。>の言葉が印象的

でした。どこか我が隊の精神と重なる

と考えるのは尊大に過ぎるでしょうか。

ともあれ、春の風物詩の<イカナゴ

>の<釘煮>が食卓に上り始めまし

た。この時期に戴く、サポーター

のFさんのそれは絶品で、待ち遠しく

てなりません。

いかなごのくぎ煮のにおいたちこめて

       神戸は既に春を迎える

         (劉 優貴子)

それでは皆さん、また、春爛漫の四月

にお逢いしましょう。

ご機嫌ようさようなら。

コース担当者一同

(文責:森岡) 

 

 



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