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2018.06.05.「東海自然歩道コース(ごみ徹底回収編)」

六月の樹々煌めいて風の中(おおにしひろし)

月日は百代の過客とは言え、その歩速は

いちだんと速く、もう、六月になりまし

た。山々の新緑も色合いを深め、陽射し

の輝きも強くなりつつあります。が、一

方で近畿地方にも、間もなく、<入梅宣

言>がなされそうです。憂鬱な季節を迎

えることになりますが、作家・湊かなえ

はその著書で<四季の移ろいを楽しみ、

それぞれの季節に想い出を残していこう

>と、「季節のかたみ」に触れています。

そんな思いを抱きながら、山々で五月雨

が新緑の梢に注ぐ風情や静謐な時間を楽

しみませんか。

♫ 水のあなたに 曝したる

  布の岸打つ 白波

  近より見れば 卯の花の

  さかりは今ぞ 面白や ♫

    大和田建樹「散歩唱歌・夏」

本日も梅雨季の山々の風情をたのしむべく

一般参加者9名、隊員8名の総勢17名で

<東海自然歩道>に向かいました。 

 


古道・中ノ坂道に咲く、<赤花夕化粧>の花。

なんと艶やかで優美な名でしょう! 大正ロマンの竹下夢二の世界に

咲くような花ですね。

 

恋人の優しさだけが養分の

   一輪の花になりたかったのです

        (立花 開) 

 


瀧道に咲く、ムラサキカタバミ。 

 

かたばみや終生変わらぬ女紋 

        (出口賀津子)    

 


<箕面の山パトロール隊事務所>前にて。

本日、参加戴いた17名の皆さんです。

 

どこか美しい人と人との力はないか

同じ時代をともに生きる

したしさとおかしさとそうして怒りが

鋭い力となって たちあらわれる

     茨木のり子「六月」より

 


<事務所>隣の「箕面温泉・足湯」にて。無料です。

足湯を楽しまれている市民のみなさんです。

長閑な時間が流れます。

足湯を楽しまれているAさん曰く、

足湯に読書、至福のひとときです。

  この穏やかな時間を

 大切にしています。」と。

 


<一の橋>付近に咲く、栴檀の花。

俳人I隊員の一句。

 

栴檀や回れプロペラ夏の風 (篤老)

 


<梅屋敷>の、ホタルブクロの花。

 

いろ淡きほたるぶくろの花ゆりて

    ひとところ風の影みだしすぐ

       (中村源一郎)

 


龍安寺広場にて。準備体操。AM9:25。

 

大切なのは

かってでもなく

これからでもない

一呼吸

一呼吸の

今である

     坂村真民「今」 

 


龍安寺広場付近に咲く、アジサイの花。

 

三色に色変えて咲くあじさいの

    終わりの空色 安息のいろ

        (木村博子)

 


龍安寺広場付近に咲く、テイカカズラの花。

 

花あげて定家かづらの地にも這ふ

        (伊藤宏子)

 


瀧道左岸を歩む。

 

朝の風心地よかりし薄暑かな 

      (稲畑汀子)

 


瀧道にて。ゴミ回収中の、一般参加者のFさんです。

隊では先月より、<クリーンハイキング>の原点である、

常にゴミバサミを持ち、ごみが一つでもあれば拾う

と言う姿勢を、参加者全員で再確認し実施しています。

 


同じく瀧道にて。極々、小さなゴミさえも

見逃さず、拾って戴いている一般参加者の

Oさんです。

遠く、東北・岩手からお見え戴きました。

 


大滝付近に咲く、ドクダミの花。

 

おまえを大切に

摘んでゆく人がいた

臭いといわれ

きらわれ者のおまえだったけれど

道の隅で

歩く人の足許を見上げ

ひっそりと生きていた

いつかおまえを必要とする人が

現われるのを待っていたかのように

おまえの花

白い十字架に似ていた

     星野富弘「どくだみ」

 


大滝周辺の斜面に這登り、ゴミを回収するU隊員。

この意気や良し!!

この熱意、趣味の陶芸にも注がれています。ガンバロー!

 


負けてはならじと、さらに険しい斜面に登り、

滝を横目に、ゴミ回収中の、熟練登山家の

T、K両隊員です。

勇気凜々、ルリの色。滝壺にはご用心を!

この意欲、シニアの手本です。

 


たばこの吸い殻だって、見逃さないわよ、と一般参加者のHさん。

 


バードウォチは後にして、ゴミ拾いを優先される一般参加者のUさん。

クリーンハイキングにも<選択と集中>が必要とか。

頭が下がります!

 


府道43号線に咲く、卯の花。

 

行きゆきて行くところなき寂しさか

      卯花垣の夕のしろたへ

        (上田三四二)  

 


府道43号線にて。ゴミ回収中の、一般参加者のHさん。

<若き日にアルプスで鍛錬した身体で、

 今、ささやかな奉仕をしています>と。

 


同じく、府道43号線にて。ゴミ回収中の一般参加者のYさん。

<ごみ拾いも、もう趣味の一つになりま

した。お役にたてて、嬉しいですね。>

 


箕面川沿いに咲く、花いばら。

 

ここかしこ岸根のいばら花咲きて

     夏になりぬる川ぞひのみち

         (木下幸文)

 


政の茶屋園地に咲く、庭石菖。

 

身を焦がす庭石菖のむらさきに 

       (渕野陽鳥)

 


箕面川ダム湖へ。

 

鶯の声の間近く新しき

     緑の山のしきりにさやぐ

       (尾沢清量) 

 


市道箕面五月山線にて。黙々とゴミ回収中の、一般参加者のSさん。

<男は黙って勝負する!>。

 


同じく市道箕面五月山線にて。ゴミ回収中の、Kさん。

<今日は孫のお守りより、社会奉仕を優先しました。>

 


市道箕面五月山線に咲く、スイカズラ。

 

呼べばすぐふりむくひとやすいかづら 

        (桂 信子)

 


長谷橋の急斜面にて、ゴミ回収中のK隊員。

<現場力の凄さ>は隊、随一です。

 


同じく、急斜面でゴミ回収中の、一般参加者のIさんです。

<色も白いし、気も優しくて、胸にファイトの灯をともしている人です。>

 

このような多士済々の人々によっても、箕面の山の美しさが保たれています!!

今回のゴミ回収量は7kgでした。

 

いつまでも

美しくあってほしい

私たちの箕面の山!!

  (箕面の山パトロール隊)

 


箕面川ダム湖畔にて。ランチ・タイム。AM11:40。

 

おむすびの指にはりつく薄暑かな

        (田中美幸)

 


箕面川ダム湖を下ります。

 

薫風や木立中行く心地よさ

   (岡村昭則)

 


府道茨木能勢線沿いの、田植えが終わった早苗田。 (撮影:T隊員)

 

♫ さみだれの そそぐ山田に

  早乙女が 裳裾(もすそ)をぬらして

  玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ ♫

        佐々木信綱「夏は来ぬ」

 


東海自然歩道を下る。

 

めざましき若葉の色の日のいろの

   揺れを静かにたのしみにけり

       (島木赤彦)

 


才ヶ原林道出口にて。

K隊員が丹精込めて育てたコスモスが

はや咲きました。

これは今日のサプライズ!です。

 

一歩にも一語にも揺れ秋桜

  (恒藤滋生)

 

本日は真夏日に近い気温まで上昇するという予想でしたので、<東海自然歩道

コース>もショー・カットし、箕面川ダム湖一周に力点を置いた行程と致しま

した。少々、蒸し暑さが気にはなりましたが初夏の山々を楽しみながら、ゴミ

が一つでもあれば拾う、と言う気概で臨み、清々しいひと日になりました。

お疲れさまでした!

さて、「人は何故、山に登るか」の問いに、古来、数々の名回答があります。

殊に、有名なのが、英国の登山家G・マロリーの<そこに山があるからだ>で

すが、登山家の小西政はその著「山は晴天」で、憧れ、充実感、快感、満足

感等々は山の魅力に違いないが、それらにはさほど興味がなくただただ山が

好きだから、のみだと記しています。

外連味のない、単純明快で、爽やかな回答だと感心するのですが、如何でしょ

うか。

それでは、皆さん、また梅雨明けの七月にお逢いしましょう。

季節の変わり目です、ご自愛下さい。

コース担当者一同

(文責:森岡)

 

 

 

 

    

 

 

 

 

        

 

 

 

 

 

 

       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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