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2018.01.25.「明ケ田尾山コース/新雪編」実施報告。

     気象図の線美しく寒波来る (右城暮石)

<大寒>の前後は例年、寒波に襲われ、雪と寒さの<真冬>の日々が

続きます。冬の詩人・高村光太郎はその樣を「冬だ、冬だ、何処もか

も冬だ、見わたすかぎり冬だ」ときっぱりと、力強く、そして、その

「寒さ」さえも壮麗に謳っています。また、この冬を<忍耐の季節>

と捉えた俳人もいましたが、堪え忍ぶことができるのは<春>遠から

じ、の思いを抱くからかも知れません。<立春>も視野に入りました。

真冬とは言え、野山に踏みいれば、ほのかな「春」を呼びよせること

ができるかもしれません。

      ♫ 嵐吹きて 雲は落ち

        時雨降りて 日は暮れぬ

        若(も)し燈火(ともしび)の 

        漏れ来ずば

        それと分かじ 野辺の里 ♫

                     文部省唱歌「冬景色」

本日も真冬の野山に「春」を呼びに、一般参加者8名、隊員9名の総勢

17名で小雪散らつく中、<鉢伏山>(標高604m)に向かいました。

 


<箕面の山パトロール隊事務所>前にて。本日、参加戴いた17名の皆さんです。

 

      「寒いね」と話かければ「寒いね」と

                  答える人のいるあたたかさ

                             (俵 万智)

 


<箕面の山パトロール隊>の事務所名の表示を新たにして戴きました。

これにて名実ともに「業務」と一致し、皆様にいっそう、ご理解戴け

ると思います。今後共ご協力をお願い致します。

 

           年新た心新たにつつしみて  (山口青邨) 

 


西江寺の、センリョウ。

 

       千両も万両も実を輝かせ

               長者にあらぬ身は庭を掃く

                           (大下一真) 

 


西江寺境内に咲く、蝋梅の花。

 

           蝋梅や雪うち透す枝のたけ  (芥川龍之介)

 


聖天展望台へ。

 

             どいてくれないかな

             木の葉は

             言葉にならない

             そんな要求の前に

             少しずつ枯れ

             少しずつ落ちていった

             

             木の葉がいたたまれなくなって

             落ちていくのを

             冷たい自分の

             ひとつの仕打ちのために

             おびただしい悔いが

             降りつもるのを

                       石垣りん「枯葉」 

 


聖天展望台付近の広場にて。準備体操、雪が本格的に降り始めました。AM9:20。

 

          冬の朝 白が奏でる シンフォニー (尾上有紀子)

 


府道43号線〜<風の杜>までのトレイルの整備が完了しました。昨年より着

手し、本年1月21日まで、行政の許可を得て、当隊の<箕面の山方面コース>

チームの皆さんが整備したものです。

 


近畿中国森林管理局より提供戴いた、木材。これらをトレイル整備に使用して

います。

 


整備に使用する木材を担い運ばれる「箕面の山方面コース」チームの皆さん。

こうした人海戦術により整備されました。

*当該「写真」は1月21日の作業当日のものです。

 


「風の杜」付近の、トレイル整備も完了。

 

  箕面の山の美化、自然環境の保護・保全、その信念に揺るぎなし!

                       (箕面の山パトロール隊)

 


雪の才ヶ原林道を歩む。

 

        ♫ 淡雪のやさしい影よ

          眉をぬらして

          まばたきしたら すぐ消えて

          なごりはうすい 露ばかり ♫

                       萩原四朗「淡雪のワルツ」

 


山ゴミを回収される参加者の皆さん。

寒風が吹き、雪が散らつく中、ありがとうございました。

7.1kgも回収戴きました。ご苦労様でした。

 

            いつまでも

            美しくあってほしい

            私たちの箕面の山!

                     (箕面の山パトロール隊)

 


雪のババタレ坂を下る。

 

         つまづかぬ一歩一歩や冬の朝  (稲畑汀子)

 


ビジターセンターの、「つらら」。

 

       山峡を好みてわれはのぼり来ぬ

               雪の氷柱のうつくしくして

                            (斎藤茂吉) 

 


<氷柱刀>で戯れる参加者の皆さん。

俄に<大衆演劇>を演じられました。拍手、喝采!

 

「親の仇だ!いざ尋常に勝負いたせ!」⇔「来ませい、相手となる。身の程知らずめ!」

 


ビジターセンターの、雪のサザンカ。健気に咲き残っていました。

 

        山茶花の花光るときわが心

               透明となりて歩みゐたり

                           (長谷川 明人)

 


市道箕面五月山線にて。猛吹雪の中を歩みます。

 

       雪の結晶は天から送られた手紙である

                        中谷宇吉郎著「雪」より 

 


長谷橋にて。参加者の皆さんが作られた、「雪だるま」。

 

        人去りて泣き顔になる雪だるま  (横内かよこ) 

 


雪の自然研究路7号線を歩みます。

 

         山幾重その奥にまた山眠る  (岡村昭則)

 


猛吹雪の、自然研究路7号線。

俳人I隊員の一句。

          ごうごうと風が枝きる冬木立  (篤老) 

 


エキスポの森の、木蓮のつぼみ。

 

          木蓮の蕾みて綿毛優しかり  (池田幸恵)

 


エキスポの森「花の谷休憩所」にて。ランチ・タイム AM11:40。

 

          時がしずかにふりゆくさまをききながら

                  ショコラ細工の冬森にゐる

                              (山崎郁子) 

 


エキスポの森の「芝生公園」へ。

 

          ♫ 紫けむる 新雪の

            峰ふり仰ぐ このこころ

            麓の丘の 小草を敷けば

            草の青さが 身に沁みる ♫

                        佐伯孝夫「新雪

 

700
エキスポの森・芝生公園にて。PM12:10。

 

              上の雪

              さむかろうな。

              つめたい月がさしてゐて。

 

              下の雪

              重かろうな。

              何百人ものせてゐて。

 

              中の雪

              さみしかろうな。

              空も地面(じべた)もみえないで。

                           金子みすゞ「積もった雪」

 


エキスポの森にて。童心に還って、はしゃぎながら「雪だるま」を全員で

つくりました。

ここは、もう、メルヘンの世界です。楽しい、美しい想い出になればいい

ですね。夢と一緒にいつまでも。

           

         雪だるま転がしてゆく雪の上   (山田六甲)

 


完成した、皆さんの作品です。それぞれ、個性ある「雪だるま」になりました。

 

         雪だるま暖かい日の想い出に  (廣瀬結麻)

 


鉢伏山へ。積雪5cm。気温ー2℃。

 

         歩くほど冬ざれて来る景色かな  (石川順一)

 

  

積雪が5cmを超え始めましたので、アイゼンを装着しました。

 

       ♫ 吹雪のする日はほんとうに辛い

         アイゼンつけるに手がこごえるよ

         雪よ岩よ我等が宿り

         俺たちゃ 町には住めないからに ♫

                        西堀栄三郎「雪山讃歌」

 


鉢伏山・山頂付近の、樹氷。

 

        春を待ちきれず樹氷を咲かす木よ (村越化石)

 


さらに鉢伏山へ。積雪7cm。気温ー4℃。

 

         吹き抜ける風の尖りて冬ざるる (中山泰山)

 


鉢伏山・山頂付近の、ツルウメモドキ。

 

         天に雪嶺路のおどろき蔓もどき  (石原八束)

 


鉢伏山・山頂(標高604m)に到達。PM12:45。

 

                           山よさよなら ご機嫌宜しゅう

         また来る時にも 笑っておくれ

         また来る時にも 笑っておくれ

                         西堀栄三郎「雪山賛歌」

 

日本列島を上空の寒気と強い冬型の気圧配置により、大寒波が襲い、極寒の日々が

続いていますが、本日はこの冬一番の寒い朝でした。さらに、日中も殆ど、気温が

上がらず、山中では氷点下に、さらに雪に、寒風に身を晒され、厳しいクリーンハ

イキングとなりました。が、吹雪に霙に、はたまた風にも負けず、元気に無事に

完歩致しました。が、殊に、白銀の、メルヘンのような世界でワイワイガヤガヤと

皆さんと楽しく雪合戦や雪ダルマで遊んだことは忘れられない思い出になること

でしょう。お疲れさまでした。さて、埼玉に在住されている登山家で俳人の岡本

昭則さんには懇意にして戴いているのですが、<日本の公園の父>と称される「

本多静六博士>の人と業についてお教え戴きました。<老人が安穏怠惰な生活を

送ると人生の退歩になり、生ある限り、向上し、社会奉仕をすべきで、人生最高

の幸せは他人のために働くことで、それ以外にない>と言う趣旨の名言を残されて

いるそうです。我等が「隊」の基本精神にも合致し、少し意を強くした次第です。

人生最高の幸福は兎も角も、小さな幸せを求めて、今年も邁進したいと思います。

          平凡を大切に生き去年今年  (稲畑汀子)

それでは皆さん、また二月にお逢いしましょう。

風邪などめさぬようにご自愛ください。

ご機嫌ようさようなら。

             コース担当者一同

                     (文責:森岡)

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

     

 

                     

 

    

 



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