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2018.01.09.「東海自然歩道コース」実施報告。

     初暦 知らぬ月日は 美しく (吉屋信子)

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

2018年の元旦は晴れて、風もなく、穏やかな気候に恵まれて、気持ちも

一新、清々しい気分になりました。斎藤茂吉は、年の初めは平和(たい

らぎ)の心がきわまると、詠んでいますが、古来、人々は年の初めには

この自然で素直な思いを持ち続けてきたのでしょう。この新たな気持ち

で、辰野和男氏は昭和54年の元旦の「天声人語」に、21世紀は静けさ、

やすらぎ、仲間、自然、地域文化などに価値を求める生き方がより大切に

なると提言していました。私達の日々の活動は、小さな歩みですが、その

趣旨に沿っているように思います。今年もさらに歩を進め、山の美化、自

然の保護等に取り組み、四季折々の野山の景観を楽しみながら、掲出句の

ように流れゆく月日を美しくしたいものです。  

         ♫ 年の始めの 例(ためし)とて

       終(おわり)なき世の めでたさを

       松竹(まつたけ)たてて 門ごとに

       祝(いお)う今日こそ 楽しけれ ♫  

                        千家尊福「一月一日」

本日も新春の山々を楽しむべく、一般参加者5名、隊員7名の総勢12名で

<東海自然歩道>に向かいました。

 


古道・中ノ坂道に咲く、寒木瓜の花。

 

      寒木瓜や 先の蕾に 花移る (及川 貞)

 


古道・中ノ坂道に咲き残る、白菊。

 

      初霜はラメ入りで描く白菊は

           クレヨンで描くふるさとの庭

                        (俵 万智)

 


瀧道に咲く、水仙の花。

 

       水仙や 寒き都の こゝかしこ  (蕪村)

 


瀧道を歩む。

 

        年改まり人改まり行くのみぞ (虚子)

 


瀧道のカナメモチの実。

 

    小鳥が食べる木の実60種の色は

    赤28種、黒16種、黄褐色12種、紫4種で

    赤が約半分を占めている。

                岡本省吾著「木の花、木の実」より。

 


龍安寺広場にて。準備体操。

 

       新しき年のはじめにおもふこと

             ひとつ心につとめて行かな

                          (斎藤茂吉) 

 


龍安寺広場に咲く、お茶の花。

 

             凍(しば)れつつ帰れば茶の花咲きゐたり

               冬の心のそばにゐる花

                        (馬場あき子)

 


龍安寺・弁財天の鳥居にて。本日、参加戴いた12名のみなさんです。龍安寺の<おみくじ>は下記の通りでした。

今年も大いに奮起し、飛躍したいものですね。

               

                 第三十三番 吉

        

              このみくじにあう人は    

              思わぬ人よりの 助けを得て

              幸いを受ける

              冬の枯木が春になって芽を吹き

              更にそのかげに

              晴れ間の月を見るように

              心誠であれば

              神仏の御加護がある

                        箕面山・龍安寺

 


龍安寺境内の、南天の実。

 

          霜がおりて

          息のつめたい朝だよ

          南天の実が

          光っている

                   海達公子「南天の実」

 


瀧道の、メタセコイア。

 

          黄葉(もみじ)してメタセコイアはまだ散らず

                       三角錐のかたちを保つ

                                 (花山多佳子)

 

箕面川/瀧道左岸を歩む。

 

         変わらざる山河ありけり去年今年  (岡村昭則)

 


地獄谷へ。

         年新た此処から空がいつも見え (池田澄子)

 


地獄谷の、アオキの実。

 

               その上に日をいただかず青木の実  (青柳志解樹)

                

 


地獄谷・谷底で不法投棄物を回収される参加者の皆様。

 

           いつまでも

           美しくあってほしい

           私たちの箕面の山!

                      (箕面の山パトロール隊)

 


地獄谷の急斜面にて。不法投棄物(車のバンパーなど)を回収される参加者の皆さん。

 


同じく地獄谷の急斜面にて、不法投棄物を回収される参加者の皆さん。

*非常に危険な為、このような作業は隊員のみで行っています。

 


今回で、地獄谷に於ける懸案の不法投棄物はすべて、回収致しました。

 

            回収全重量 33.7kg

 

            不法投棄は犯罪です!

                        (箕面の山パトロール隊)

 


<こもれび展望所>へ。

         

        生きるに及ばざるなり

        死に果てて白く

        風にさらさえるべきなり

        しぐるる雨のさびしさに

 

        地に散りきし落ち葉なれば

        何事もなく眠るべし

                   高橋新吉「落ち葉」

 


<こもれび展望所>付近の冬木。

 

                 木がそこに立っているのは   

                 それは木が

                 空にかきつづけている

                 きょうの日記です

 

                 あの太陽にむかって

                 なん十年

                 なん百年

                 一日一ときの休みなく

                 生きつづけている生命の

                 きょうの

                         まどみちお「木」 

 


<こもれび展望所>より長谷山(標高568.2m)を望む。

 

            年新た嶺々山々に神おはす  (飯田蛇笏)

 


<こもれび展望所>下山途中にて。伐採中の大木。

俳人I隊員の一句。

 

          寒の入り大木切られ猿の顔   (篤老)

 


ビジターセンター(箕面川)に生息する、オオサンショウオ。

 

      泥いろの山椒魚は生きむとし

            見つつしをればしづかなるかも

                           (斎藤茂吉)

 


東海自然歩道に入る。

 

           わが歩む 落葉の音の あるばかり  (杉田久女)

 


冬の箕面川ダム湖。

        

            コバルトの湖を抱きて山眠る  (水野良子)

 


清水谷園地の、アカガシの紅葉。

 

                  気づかずに通り過ぎてた道の端に

              光を浴びた紅葉の木々

                        (佐竹惠子)

 


清水谷園地にて。ランチ・タイム。AM11:50。

 

       弁当を食べてる君の横顔は

             誰が見たって幸せそうだ  

                         (安形美紀)

 


清水谷園地の辛夷の蕾。

 

           春の枝に花あり

           夏の枝に葉あり

           秋の枝に果あり

           冬の枝に慰(なぐさめ)あり

                        内村鑑三「寒中の木の芽」

 

 

 

    

 

          

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            

  

箕面川ダム湖の遊歩道の、ヤブサンザシ。

 

        落葉しつくしたる木の実の赤く   (山頭火)  

 


化石谷(380階段)を下山。       

 

       欲しくなる一人の時間の言い訳に

              きれいな落ち葉を拾って帰る

                           (飯坂友紀子)

 


帰路の龍安寺広場にて。子供達の凧揚げ風景。

 

          ちひさい子の走りてあがる凧  (碧梧桐)

 

本日のクリーンハイキングは<晴れ>の天気予想とは裏腹に、晴れ、雪、みぞれ、

時雨と目まぐるしく変わり、かてて加えて、すこぶる寒風が吹きすさび、とても

快適とは言えないものでした。が、地獄谷の、3ヶ所に散在する、懸案の大型不

法投棄物を回収でき、満足感を得ることが出来ました。みなさん、ありがとう

ございました。お疲れさまでした。

さて、昨年末、<天声人語>の辰野和男さんの訃報に接しました。私達の団塊の

世代にとって、朝日新聞の名コラムニストと言えば、深代淳郎、辰野和男、松山

幸雄、本多勝一、橋爪竹一郎などで、その名文・美文に酩酊し、多くを学んだも

のでした。殊に辰野和男さんは<自然>愛好家で、山河の風景や花鳥風月を愛で

る優しい感性の持ち主で、自然の中を<楽しみながら歩けば風の色がみえてくる

>が持論でした。私達も日々の活動を通じて、早く<風の色が見える>領域に達

したいものです。ともあれ、まだ松の内で、お屠蘇気分が抜けませんが、本来、

「お屠蘇」とは薬草酒で、一年の邪気を払い、齢を延ばす祝い酒だそうです。

「お屠蘇」で、今年も健康で元気に邁進しましょう。

       あたらしき年をむかへてうきうきと

              屠蘇の酒飲むおだやかにあれ

                         (一ノ関忠人)

それでは、みなさん、また二月にお逢いしましょう。

ご機嫌よう、さようなら。

              コース担当者一同

                     (文責:森岡)

(番外編)


インフルエンザが猛威をふるい始めました。要注意です!

未だ予防接種をされていない方は出来るだけ早く!

       鶏ならば殺処分かな冬の日を

             インフルエンザの高熱に臥す

                           (堺 礼子)           

 

 

 

 

 

 

 

 

         

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       

       



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