2018.01.05 六個山・ようらく台コース 実施報告
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
新年1月5日、今年のクリーンハイキングのトップを切って「六個山・ようらく台コース」を実施しました。この日は二十四節気の「小寒」。暦に合わせるかのように、雪が舞う厳しい寒さとなりました。参加者の皆さんから、新年のあいさつが飛び交うなかの初歩き。それでは早速、この日の模様を紹介しましょう。
厳寒のなか、冬の向こうの春を感じさせてくれたコブシの花の蕾
初歩きは西江寺、瀧安寺で安全祈願したあと桜谷を登り、望海の丘からハート広場、わくわく展望台へ。雪を避けて教学の森で昼食を摂り、六個山の山頂から西尾根を下り解散しました。
集合場所の阪急箕面駅前から、西江寺へ ここで、この日の無事を祈願しました
西江寺境内では、正月の祝い酒をご馳走になり、心まで温まりました
まだ松も明けない5日です。瀧道では、お正月を祝う飾り物が目を愉しませてくれました。
最近では珍しくなった門松 玄関を飾るしめ縄
広場で準備体操を済ませ、瀧安寺で安全を祈願
この日、参加された皆さんです
このあと一行は、桜谷へ。正月の運動不足の解消?です。「いつ登っても急やな・・・」と本音がポロリ。
一行は桜谷へ
いきなりの急登に、話し声も途切れがち?
倒木の下を通り
ジグザグ坂を登ります
色彩の乏しい冬、それでも寒さに耐えて咲く冬の花が励みになりました。
サザンカ ツバキ
ボケ 膨らんだロウバイの蕾
望海の丘もわくわく展望台も小雪が舞うあいにくの天気。大阪平野の眺望を愉しむことはあきらめて、林道を歩き続けると、そろそろお腹が鳴り始めました。時間は正午前。雪を避けてランチタイムにしました。
小雪が舞い、霞む大阪平野。せっかくの眺望はまた今度
見ているだけでも暖かくなる?カップ麺の湯気。寒くても話が弾むランチタイム
昼食で空腹を満たした一行はこのあと、六個山山頂へ。休憩後、西尾根から下山しました。
林道を覆った落ち葉を踏みしめると、サクサクと心地よい音。まるで真冬の行進曲のようです
山頂近くの坂、あともう少し!
六個山の正式名称は「松尾山」ご存知でしたか?山頂での一コマ
この日は、宝石のような赤い実をつけた木々も見かけました。そのいくつかを紹介します。
ソヨゴ クロガネモチ マンリョウ
六個山山頂で休憩後、西尾根ルートで下山しました。
斜面の階段を下ります。最後まで気を緩めずに‼
山を下り教学の森のゲートへ。眼下には北摂の街並みが臨めました
この日も、ゴミ回収のほか昨年の台風で荒れたルート整備や看板の補修などを行いました。
斜面のゴミ拾い ゴミの回収
倒木の処理 看板の補修作業
2018年がスタートしました。この日はあいにくの曇り空。そして、雪が舞う身を切るような寒さのなかの初歩きとなりましたが、落ち葉の絨毯を踏みしめ、梢から届く小鳥のさえずりを聴きながらの愉しいハイキングとなりました。
1月5日は暦の上では「寒の入り」。これからしばらくの間は、厳しい寒さが続きます。しかし、この寒さに耐えてこそ、春がやって来た喜びは大きくなります。山道を歩くと、冬木の枝にはすでに花の蕾や新芽が膨らみ初めていました。自然のたくましさに触れながら、この一年も箕面の山を美しく保ちたい、そして次世代に繋ぎたいとの思いで歩いた一日でした。
最後は葉を落とした枝が、空へ空へと延びている写真。厳寒に耐える生命の逞しさを見る思いでした
木を見ると
木はその梢で私に空をさし示す
木を見ると
木はその落葉で私に大地を教える
木を見ると
木から世界がほぐれてくる
谷川俊太郎−「木」より−
2018年最初のクリーンハイキング、松の内にもかかわらず、18名(一般参加者7名、隊員11名)のご参加をいただきました。そして、皆さんのご協力で3.3キロのゴミも回収することができました。ありがとうございました。みなさまにとって、今年も箕面の山との素晴らしい出会いがありますように。それでは次回、またお会いしましょう。
担当隊員一同 (写真と文 竹内)
- 2018.01.06 Saturday
- クリーンハイキング
- 10:07
- comments(0)
- trackbacks(0)
- by 箕面の山パトロール隊