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2017.08.08「東海自然歩道コース」実施報告。

                 夏山や よく雲かかり よく晴るる (虚子)

暦の上ではすでに秋が立ちましたが、なだまだ猛暑の日々が続いてい

ます。俳人・星野立子が詠んだ<蓋あけし如く極暑>とは、かかる暑

さだったのでしょうか。この暑さを凌ぐ<清涼の世界>に身を置くに

は身近な山々が最適かも知れません。19世紀にフランスの夏のセヴェ

ンヌの山々を望みながら、ダンディは「フランス山人の歌による交響

曲」を作曲し、イングリシュ・ホルンの牧歌的で静かに優しく語りか

ける旋律で涼の世界に私達を誘ってくれました。さあ、夏山は別世界、

涼を求めに行きましょう。

       ♫ 空たかく 流れる雲に

         若者は 望みをたくし

         呼びかける 手をふりながら

         あゝ 山の友よ

         いのち燃やせ 山の友よ

         あの尾根に ♫

                   関根則夫「山の友よ」

本日も夏山に「涼」を求めて、一般参加者3名、隊員8名の

総勢11名で<東海自然歩道>に向いました。 

 


古道・中ノ坂道に咲く、ノウゼンカズラ。

 

     虚空へと夢ひとつ置く凌霄花   (稲辺美津)

 


古道・中ノ坂道に咲く、紫木槿。

 

    さみしきは紫木槿はなびらに

           夏の日の匂ひ消えがてにして

                        (若山牧水)

 


瀧道に咲く、桔梗の花。

 

                     ちいさな庭の片隅に

            桔梗が咲いていた

            ストロベリーの銀紙を

            無心に引き裂く娘よ

            父のそばにきて 

            よくみよや

            あれが花 とばない蝶々

            こんなにてばなしのもろいいのちが

            地上にあるということの

            大きな救いを

            お前もいつの日知るだろう

            ほら風に

            りんりんと鳴る桔梗ひとむら

            父の膝の上で

            ちりちりと銀紙を裂く娘よ

                         山本太郎「娘よ」

 


瀧道を歩む。

 

      八月の 木々をゆらせて 風走る  (柳生千枝子)

 


<梅屋敷>に咲く、百日紅の花。

 

     ちりぢりと灼かれて咲きし百日紅

              風を集めて散りはじめたり

                        (藤岡武雄)

 


龍安寺広場より仰いだ大空。

 

          夏は青い空に 白い雲を浮かばせ

          わが嘆きをうたう。

          わが知らぬ、とおきとおきとおき深みて

          青空は、白い雲を呼ぶ。

                       中原中也「夏は青い空に」より

 


龍安寺広場にて。準備体操。AM9:20。

 

                   ♫ 新しい朝が来た 希望の朝だ

         喜びに胸を開け 大空あおげ

         ラジオの声に 健やかな胸を

         この香る風に 開けよ

         それ 一 二 三 ♫

                    藤浦洸「ラジオ体操の歌」

 


龍安寺広場付近に咲く、鬼百合の花。

 

    ひとつ咲き次々に咲くオニユリの

               人寄せつけぬ荘厳さあり

                          (鳥海昭子)

 


龍安寺広場に咲き残る、ガクアジサイ。

 

      枯れるけど散らないという紫陽花の

            生き方もまた有りかと思う

                        (三木紀子)

 


龍安寺境内・瑞雲橋にて。本日、参加戴いた11名のみなさんです。

 

                                      八月や 心はいつも ラムネ色  (刈米育子)

 


<學問の道・時習堂>に咲く、ムラサキシキブの花。

 

    聡明の花言葉あり紫の式部の花を君慈しむ

                       (岡田初雄)

 


瀧道にて。ゴミを回収される参加者のみなさん。

 

       空缶も 拾って散歩 朝涼しい  (小池成功) 

 


大滝付近に咲く、ヤブミョウガの花。

 

       すなおに咲いて白い花なり  (山頭火)

 


台風一過の大滝。

 

      八月の 天地つなぐ 滝の音 (浜口高子)

 


大滝付近より仰いだ8月の空。

 

     立秋の 雲の動きの なつかしき (虚子)

 


雲燐展望台登り口付近に咲く、ナツズイセン。

 

      一本の 夏水仙に 秋の声 (増田八重)

 


雲隣展望台登り口に咲く、カリガネソウ。

 

       いろの濃い花ばかり咲く夏が来て

              量感ゆたかな雲とつりあふ

                       (小池美恵子)

 


山ゴミを回収される、参加者のみなさん。約7、5kgの回収、ありが

とうございました。

       

      いつまでも

      美しくあってほしい

      私たちの箕面の山!!

                 (箕面の山パトロール隊)

 


府道豊中亀岡線沿いに咲く、ヒルガオの花。

 

     真昼野に昼顔咲けりまじまじと

             待つものもなき昼顔の花

                        (木下利玄)

 


ビジターセンターにて、鳴くクマゼミ。

 

     さようならと夏しか知らぬ蝉が啼く (中沢義壽)

 


箕面川ダムへ。

 

        靴音に 蝉の鳴き止む 山路かな (岡村昭則)  

 


市道箕面五月山線沿いに咲く、オニタビラコ。

 

         私は木花より草花を愛する。

         春の花より秋の花が好きだ。

         西洋種はあまり好かない。

         野草を愛する。

                    (山頭火)

 


台風5号の影響か、急遽、暗雲垂れ込める。箕面川ダム湖より仰いだ空。

 

          むくむくと むくむくと

          高原を越え 空を壓し

          どうどうと 風を巻き

          ああ

          雷雨を抱いた夏雲の

          驚異にみちた空の氾濫

                     更科源蔵「夏雲」 

 


雨に烟る箕面川ダム湖。

 

         秋立っは水にかも似る

         洗はれて

         思ひことごとく新しくなる

                      (啄木)  

 


箕面川ダム湖の遊歩道を歩む。

 

       うちひらく 傘の匂や 夏の雨  (日野草城)

 


ダム湖・遊歩道の、野葡萄。

 

     野葡萄の しづかな数の 濃むらさき (安部和子)

 

          


清水谷園地にて。ランチ・タイムPM12:20。

 

      うるみたる瞼のままにコーヒーを

           唇にふくみてこころうるほす

                        (浜美代子)

 


清水谷園地の空蝉。

俳人I隊員の一句。

 

        空蝉や 抜け出た我が子 どこで鳴く  (篤老)

 


帰路の夕雲。

 

       山の上の浮きたる雲にあかあかと

               夕べの風の輝きてあり

                          (大谷雅彦)

 

本日は台風5号の来襲で、実施が危ぶまれていましたが、難を逃れて、予

定通り、クリーンハイキングを断行できました。台風一過とは言え、安全

最優先を心掛けながら、夏山に<涼>を求めるという所期の目的を達する

ことが出来ました。お疲れさまでした。さて、先般、箕面公園昆虫館主催

の丸山宗利博士(九大助教)の<昆・虫・探・検・記>と題する「講演会」

を聴講して来ました。ベストセラー「昆虫はすごい」の著者です。内容は

専攻の<好蟻性昆虫>を求め、アフリカなど世界各国に赴き、奮闘努力さ

れた調査実態。詳細な蟻の生態を掘り下げて戴き、興味深いものでした。

殊に、夜を徹しての昆虫採集は<楽しくて、楽しくて、夢の様な時間

と語られていたのは印象的でした。<興味のあることに夢中になれる幸せ>。

シニア世代の我々が久しく、忘れていた若さの思念を蘇らせて戴きました。

        青春とは心の若さである

        信念と希望にあふれ

        勇気に満ちて日に新たな

        活動を続けるかぎり

        青春は永遠にその人のものである

                       (松下幸之助)

それではみなさん、また、9月にお逢いしましょう。

ご機嫌よう、さようなら。

               コース担当者一同

                    (文責:森岡)

(番外編)


(反省会)

 

     青春は二度と来ないと嘆けども

           老年だって二度と来ないぞ

                       (山脇 滋)

      

 

 

                                

 

                    

                         

 

            

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     



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