HOME > 活動ブログ

2020.10.05.「東海自然歩道コース」実施報告。

草の露かがやくものは若さなり

       (津田清子)

秋気が肌にしみる十月になりました。

今や猛暑もすっかり収まり、青く澄

む空、流れる白雲、そして爽やかな

風が本格的な秋の到来を告げていま

す。詩人・堀口大學は<十月はやさ

しくて甘い>と謳いましたが、その

<やさしさ>と同時に繊細なもの寂

しさが漂うのもこの季節です。掲出

句の<草の露>なども儚さの象徴で

すが、一方でその輝きに<若さ>を

見い出した、しなやかな感性に感嘆

します。秋の山々をこの様な感性で

見つめてみませんか。

♫ 朝露が招く 光を浴びて

  初めてのように ふれる頬〜

  いつか風が 散らした花も

  季節巡り 色をつけるよ ♫

  松井吾郎「また君に恋してる」 

本日も山々の秋の優しさに浸るべ

く、総勢12名で<東海自然歩道>

に向いました。

 


ススキの穂が揺れる、西江寺の山路。

東海自然歩道までは遥か遠く。

 

はっきりと行先遠し秋の山(子規)

 


山路に咲く、露草。

 

はねのように かるかったのか

あの はるかな ところから

おちてきて

よくも つぶれなかった

あおぞらの しずく

 

いまも ここから

たえまなく

ひろがっていく

なみの わがみえます

 

あの そらへの

とめどない

おもいなのでしょうか

 まど・みちお「ツユクサのはな」

 


聖天展望台付近広場にて。

準備体操。AM9:35

 

秋の朝気持ちいいねと声過ぐる

       (森 なほ子)

 


山路の、団栗。

 

足下よりどんぐりひとつまろび出づ

   そこよりひろがる山の風の音

      (前島正子)

 


高山道で出会ったハイカーの皆さん。

双方の「おはようございます!」の

笑顔で元気な挨拶。秋の爽やかな朝

のことでした。

 

山中を歩いて来る秋の人(岡村昭則)

 


才ケ原林道より仰いだ秋の空。

 

あ々いいな せいせいするな

風が吹くし

農具はぴかぴか光ってゐるし

山はぼんやり

岩頸だって岩鐘だって

みんな時間のないころの

ゆめをみてゐるのだ

  宮澤賢治「雲の信号」

 


才ケ原林道の山斜面にて。

大量の不法投棄物の回収作業

の開始です。凜とした気持ち

で臨みます。

急峻な斜面につき、慎重に

下降して行きます。

 


いよいよ、作業開始です!

安全はすべてに優先する!」

を念頭に。

 


参加者12名の総力戦の回収作業。

拱手傍観者無し!

 


谷底付近にまで下降しての回収です。

気温の上昇でマスクによる息苦しさ

も。されど、気力、失せることなし!

 


病気、回復途上のK隊員も

精悍な目で足取りも矍鑠とし、

元気溌剌の活躍です!

 


女性参加者も全員、奮闘、大活躍を

して戴きました。

八面六臂の働きに、感謝!!

 


最後の一踏ん張りです。

根刮ぎの回収完了です!

昂揚感が漲った瞬間。

 


ふと見上げれば<犬山椒の実>が。

瞬時、心が和みました。

 

山椒の実を見てをれば細やかに

     実れるいのちみな力もつ

              (浜 梨花枝)

 


回収した不法投棄物を疲労の極致

なれど、全員で分担し、所定のゴミ

置き場まで持参します。

重さ故、秋風が背を押してくれま

した。

 

溜息を運んでやると秋の風

         (梅岡京子)

 


本日の回収総量は

      約40kg

でした。皆さん、お疲れさまでした。

ありがとうございました!

 

いつまでも

美しくあって欲しい!!

私たちの箕面の山

      (箕面の山パトロール隊)

 


林道の、郁子(むべ)の実。

アケビ科の為、アケビと見分け

にくくて。

 

郁子といひあけびと云ひて山路ゆく

     (高浜年尾)

 


林道に咲く、リンボクの花。

俳人I隊員の一句。

 

鱗木や高く伸びたり秋の空 (篤老)

 


才ヶ原林道を歩む。

 

わたりくるしづけき風も浮く雲の

  すがたもはやも秋ならむとす

       (藤好淳之)

 


林道の、臭木の実。

 

瑠璃色をして鳥を呼ぶ臭木の実

               (清水恵山)

 


<政の茶屋園地>にて。

ランチ・タイム。AM11:35。

 

塩胡椒すこしきかせる目玉焼き

 いのちはどうしてこんなにうまい

       (小谷陽子)

 


<政の茶屋園地>に咲く、金木犀。

 

金木犀の香りにふりむく坂道を

 二十歳の景色モノトーンとなる

        (俵 万智)

 


自然研究路4号線「かんたん橋」渡る。

 

ものの葉をゆりてすぎゆく秋の風

  ありともなきに心ふきぬく

      (清水乙女)

 


東海自然歩道の栗。

 

青栗の風に遅れて揺るるあり

      (岩田由美)

 


東海自然歩道「ぎふちょう橋」渡る。

 

るにはまだ早ければ秋の山

            (波多野爽波)

 


ビジターセンターの秋明菊。

 

路地裏の空き家の庭に咲きながら

     シュメイギクは何を偲ぶらん

        (鳥海昭子)

 


下山の府道43号線上にて。

不法投棄された「電気炊飯器」。

これだけでも6kg。

清冽な怒りを覚えます。

 


この不法投棄「電気炊飯器」を

所定のゴミ置き場まで持参さ

れる参加者の皆さん。

重量もさることながら、気も

重くなります。

 


「大日駐車場」の現状です。

あの目を掩いたくなる様な

<ゴミ捨て場>化がこんな

美しく清掃されました。

上島市長の有言実行の賜です!

 


雲隣展望台登り口付近にて。

群れ咲く「曼球沙華」。

 

曼珠沙華一むら燃えて秋陽つよし

     そこ過ぎてゐるしづかなる径

                     (木下利玄)

 

本日のハイキングは40kgものゴ

ミの回収には閉口致しましたが、秋

晴れの下、吹く風も爽やかで穏やか

に心和むひと日になりました。お疲

れさまでした。さて、月末から「読

書週間」が始まります。秋の夜長を

<読書の世界>に身を置きませんか。

東大の池谷裕二教授によれば<ある

一冊の本を何度も読んで、そのつど

新たな発見があるのも読書の楽しみ

の一つ。それは自分が成長している

ことの証拠でもあり、印刷された文

字からどう読み解くか、それには読

者の読解力と経験が反映される

うですこの言葉を噛みしめたいも

のです。

 最終章まで読み果てし秋の朝

     (吉弘恭子)

それでは皆さん、また秋深まる十一

月にお会いしましょう。お元気で!

   コース担当者一同

報告:森岡

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

      
 

 

 

  

 



1

活動ブログ

カレンダー

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>

新着ニュース

カテゴリー

アーカイブ

コメント

検索

RSS

携帯サイトQRコード

qrcode

箕面の山パトロール隊

〒562-0006 箕面市温泉町1丁目1番 箕面の山パトロール隊 瀧道事務所
TEL/070−5040ー9734