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2015.03.15 歳時記 風のたより

              風…感じていますか
         今朝…足元に咲いている花に気がつきましたか
         流れる時の中…ちょっと立ち止ってみませんか    
    風のたよりは、 『タッキー816みのおエフエム』(81.6MHz)で放送します。
       ★インターネット放送は、こちらから→ http://fm.minoh.net/

          放送日時:2015年3月27日金曜日 午後4時05分〜
       再放送日時:2015年3月30日月曜日 午前7時〜




      冴え返り冴え返りつつ春なかば  西山泊雲


      箕面の里山は、まだ春の陽気には
      届くことなく、かといってしみいるような
      寒が戻っているわけでもなく、冴え返りつつ、
      ゆっくりと春兆す流れに時をゆだねています。





      梅一輪一輪ほどの暖かさ  嵐雪


      紅梅に続いて白梅も花を開きました。
      一輪咲き、また一輪咲き、梅の花の数ごとに
      日増しに暖かさも増えていくのですね。
      梅の花の香りのように、
      春の気配もうっすらと、
      のかに忍び寄ってきます。





     
      紅梅の向こうの林にも、
      紅く色づく木の枝が見えました。
      紅梅と思って近づくと、
      それはもみじの梢でした。


      明るさに径うすれゆく芽吹山  能村登四郎  


      そう、今は木の芽時・・・。
      山肌が赤みを増しています。




                         -薺(なずな)-

      暮ぎはの白増すごとく花なづな  木内怜子


      勝尾寺参道の畔道には、
      たくさんのなづなの花がありました。
      若菜摘み、なづなを打ってお粥でいただいた
      あの季節から比べると、
      ずいぶんと暖かくなったと感じます。
      やはり、春は忍び足ですね。


      山茱萸に糸引く雨となりしかな  福永耕二


      麓の小道で、雨がぱらついてきました。
      雲が空を覆い、少しうす暗くなってきた
      その先に、まるで灯りを点したかのように
      あざやかな黄色い花がひろがっています。
      もう山茱萸の花が盛りを迎えているのですね。




                         -山茱萸(さんしゅゆ)-

      春深みゆく箕面の里山。
      皆様も、ぜひお出かけ下さい。





                  文・撮影:渓川 清



     〜風のたより、ラジオ放送終了のお知らせ〜

箕面の山パトロール隊 渓川清が毎週箕面の山を歩き
里山の暮らしやその中から生まれた美しい言の葉を紹介してきた「風のたより」は、
2006年4月5日に箕面の山パトロール隊のブログとラジオ同時にスタートしました。
隊のブログでは、写真と共に。タッキー816みのおエフエムの放送では、
ピアニスト村松健氏のピアノ「春の野をゆく」に載せて紹介してまいりました。
ラジオでの放送は、今回が最終回となります。
(3/27は、ピアニスト村松健さんと共に「風のたより」を紹介します。
 その様子は、後日、隊員ブログにアップします)

風のたよりのバックナンバーは、こちらをクリックして下さい。
風のたより  
風のたより 




 


2013.10.31 風のたより −暮れの秋−

                風…感じていますか
         今朝…足元に咲いている花に気がつきましたか
         流れる時の中…ちょっと立ち止ってみませんか    
     風のたよりは、 『タッキー816みのおエフエム』(81.6MHz)で
                                 放送しています。
  (インターネットでもお聞きいただけます。こちらから→ (http://fm.minoh.net/)



                    

         秋風のやや肌寒く吹くなべに

                        荻の上葉の音ぞかなしき      藤原基俊  古今集


寒露の後の、そぞろ寒がしばらく続いた後、
先週の霜降を過ぎたあたりから、やや寒となってきました。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
このところの、朝晩の様子は、
やや寒というよりも、すでに肌寒といった感じになってきました。

      肌寒き始にあかし蕎麦のくき  惟然



九月に入って色づきはじめた木の葉が、
厳しかった残暑に戸惑うように、
一旦その色づけを、とどめたようにも見えました。



このところの冷え込みで、
思いっきり色づけが進むかと思いましたが、
森の木々は、まだためらっているのでしょうか。

今のところ、紅葉は、少しくすんだ色に見えます。
秋の果て、山肌は、急ぎ足での模様替えとなります。




            わが触れて来し山の樹や秋深し  中村汀女


深まる秋、はじけ飛んだ柴栗が、山道にたくさん落ちています。
真中に膨らみのないぺちゃんこの栗ですが、
茹でると美味しく食べられるみたいです。

そういえば、お猿さんも、器用にいがいがを外して、食べているようです。

木の実といえば、大粒の団栗も山を歩けば、たくさん転がっています。


      どんぐりの坂をまろべる風の中  甲田鐘一路


あべまきの団栗が、橡の団栗よりも先に落っこちてくるみたいですね。

どちらも、よく似ていますが、よく見ると、
あべまきの団栗は、とんがりのところが少しだけへっこんだ感じです。

団栗独楽を作るとしたら、このあべまきか橡のどんぐりですね。


      行く秋や風白うして象あり  北原白秋


里山は、来週には立冬を迎えます。



冬近き箕面の里山。
皆さまも、ぜひお出かけ下さい。


2013.09.13 風のたより

                           風…感じていますか    
             今朝…足元に咲いている花に気がつきましたか
            流れる時の中…ちょっと立ち止ってみませんか    

           風のたよりは、 『タッキー816みのおエフエム』(81.6MHz)で
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<仙人草>
     
         
                   大阪に曳ききし影も秋めきぬ  加藤楸邨


気がつくと、影がずいぶんと延びています。

垣根までしかなかった藪椿の影は、
垣根を通り越して、歩道まで届くようになりました。
影の長さが、秋の長さなんですね。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

野山の佇まいが、あきらかに秋めいてきましたね。

そういえば、麓のもみじ葉楓・・・
もう既に、先端の方がうっすらと紅葉をはじめています。
この秋の紅葉は、少し早いのかもしれません。

桜の葉を見てみると、やはり色づきはじめていました。


             新涼の風韻きゐる風の中  藤田湘子


厳しかった残暑が去り、このところ、朝晩も、ひんやりとしてきました。
涼新たに、秋深みゆく今日この頃です。


<萩>


     萩の花咲きたる野辺にひぐらしの

            鳴くなるなへに秋の風吹く 詠み人知らず 万葉集


野を行けば、すでに満開の萩の花・・・

草冠に秋と書く萩・・・秋そのものの訪れですね。

麓では、辛夷(こぶし)や棗(なつめ)が実をつけ、馬刀葉椎の実も膨らんでいます。

野山では、栗の実がずいぶんと大きくなり、
葛も花をたくさんつけていました。


<葛>


     今落ちしばかりの葛は紅きかな  星野立子


葛の根っこは、里山では風邪の特効薬ですね。

虎杖(いたどり)も間もなく満開のようです。
虎杖も葉っぱを揉んで、傷口に塗り、
血止めや化膿止めとして、使われていました。

「痛い」のを取るから「いたどり」とも・・・

田んぼの稲穂は、頭を垂れはじめています。
里山では、稲刈りを待つばかりとなりました。

秋めく箕面の里山。
皆さまも、ぜひお出かけ下さい。


<釣鐘人参>

<棗>

<馬刀葉椎>

<栗>

<辛夷>

<菊芋>

<虎杖>

<稲穂>

<蒲>


歳時記   風のたより

      風…感じていますか
     今朝…足元に咲いている花に気がつきましたか
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<山桃>


    あぢさゐの藍を盗みに闇迫る  長谷川秋子


あじさいの花が麓の生垣を、色鮮やかに飾っています。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

梅雨の潤いをたっぷりと得て、
彩豊かなの花を開くあじさい・・・

学名は「ハイドランジア」・・・
「水の花」と名付けられています。
まさしく、雨に咲く梅雨の花なんですね。

江戸時代に、長崎のオランダ商館付きの医師として渡来した
シーボルトは、奥様の「お滝」という名をとって、
このあじさいを、「ハイドランジア・オタクサ」という学名で
ヨーロッパに紹介しました。

品種改良を経て、様々な色合いのあじさいが麓を飾ってますが、
山道で見ることのできる「こあじさい」は、
小さな小さな花がたくさん集まって、
とても可憐で美しいあじさいです。


<十薬>


さて、今、麓でも山道でも、路の傍らに、
真中に黄色いとんがりのある白い色の花をよく見かけます。
どくだみの花ですね。

黄色いとんがりが、どくだみの花です。
白い花びらのように見える部分は、
葉っぱが変形したもので、「苞(ほう)」といいます。

どくだみは、漢字で書くと、数字の「十」に「薬」・・・
里山では薬草として用いられ、生薬名も「十薬(じゅうやく)」です。
名の由来は、何にでも効く、あるいは、十の病に効くといわれ、
この名がつけられているようです。

葉っぱに特有の臭いがあるので、
「毒溜め」転じて「どくだみ」とも・・・


    十薬の香の夕暮れを跼みゐる  阿部みどり女


山道を下り、夕闇迫る麓の道を歩く時、
ふと芳香が漂っていることに気づきました。

そう、くちなしの花も開いているんですね。
くちなしが咲くと、そろそろ梅雨も終わりでしょうか。


    薄月夜花くちなしの匂ひけり  正岡子規


梅雨晴間の箕面の里山。
皆さまも、ぜひお出かけ下さい。


<灸花>

<藪枯し>

<赤芽柏>

<靭草>

<鼠糯>

<駒繫ぎ>

<梅>

<李>

<ろうばいの実>
<うつぎの実>
<蛇苺>

<しおから蜻蛉>

<羽黒蜻蛉>


2013.06.07 【歳時記】 風のたより

                                   風…感じていますか     
                   今朝…足元に咲いている花に気がつきましたか    
                   流れる時の中…ちょっと立ち止ってみませんか

         風のたよりは、
                    『タッキー816みのおエフエム』(81.6MHz)で
                                                                               放送しています。  
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<卯の花>


                   卯の花の 匂う垣根に 時鳥(ほととぎす) 

                   早も来鳴きて 忍び音もらす 

                   夏は来ぬ                            佐佐木信綱


皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
山道は、 風薫る清々しさに包まれています。

卯の花が咲き、時鳥がやって来ると、
いよいよ夏そのものの訪れです。

卯の花が咲きはじめたのが、 五月の十日過ぎ・・・
丁度、その頃、最低気温が十度を超え、
時鳥の忍び音が聞こえはじめたのが、
五月の二十日頃・・・
その日、最高気温は二十五度を超えました。

万葉の昔から、 詠われ続けた卯の花と時鳥・・・
今も変わらず、 夏の季を告げてくれます。


<楝(おうち)《せんだん》>


                    楝(あふち)散る 川べの宿の  門遠く

                    水鶏(くいな)声して 夕月すずしき

                    夏は来ぬ


薄紫色に里山を飾っていた「あふち」の花も、
ずいぶんと散ってしまいました。

この「あふち」の花が散る情景も、
また、夏の歌として、 万葉の昔より、詠まれ継がれてきました。


                   我妹子に楝の花は散り過ぎず

                              今咲けるごとありこせぬかも  万葉集


人々の暮らしとともにあった 里山の木の一つです。
なぜか、和名は「せんだん」と 命名されていますが・・・

季節の幕を開けるように、 瀧道にも、いろいろな花がありました。
川辺を白く飾っているのは、 「ゆきのした」ですね。
葉っぱは、薬草として、お肌の病などに使われてきました。
春の山菜でもありますね。


<ゆきのした>

「どくだみ」の、真っ白いがくも 目につきはじめました。
十の薬と書くくらい、多くの薬効があり、
里山では、これも貴重な薬草でした。


<十薬>

龍安寺の「定家葛」も、今が盛りでしょうか。
ほのかに、芳香を漂わせています。


                     皐月闇 螢飛び交い 水鶏鳴き

                     卯の花咲きて 早苗植え渡す

                     夏は来ぬ


里山は、九日に旧暦の皐月を迎えます。

螢も飛びはじめた箕面の里山。
皆さまも、ぜひお出かけ下さい。



<定家葛>

文・撮影:渓川 清


2013.05.10 【歳時記】 風のたより

                       風…感じていますか
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伊呂波紅葉


若葉からまつすぐに来る朝の風     桂信子


皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
五日のこどもの日に立夏を迎えた箕面の里山。
満開だった躑躅も、すでに色褪せてきました。
日中は、汗ばむこともありますが、
朝晩は、まだまだ冷え込んでいます。


藤波の咲く春の野に延ふ葛の
   下よし恋ひば久しくもあらむ

            詠み人知らず 万葉集



さて、箕面の里山では、藤の花が五月の風に揺さぶられ、
まさに波のように揺れています。
藤は、春の季語ですが、箕面の初夏を告げるのは、薄紫の色です。
ちょうど、立夏にさしかかる頃、
薄紫の藤と桐の花が、山肌と麓を飾ります。
山道を歩いていると、薄紫色の花びらが、あちらこちらに落ちています。
見上げると、茂みの間から、わずかに薄紫の花房が垣間見えます。
ずいぶんと高いところに咲いているんですね。



見晴らしのいいところまで辿り着くと、
向こう側の山肌をたくさんの薄紫の藤の花が飾っています。
谷沿いの道で、檜に絡まった藤の花を目の前で見ることができました。
控えめな色とほのかな香り、
その一房一房が梢をいっぱいに覆っていました。
麓の園芸種とは、また異なる、なんと品のいい佇まいでしょう。
藤の蔓は右巻きですが、山藤は左巻きなんです。



里山では、葉っぱや蔓、そして花を食用としてきました。
また、薬草としても利用されてきたんです。
藤蔓にできる「藤瘤」は、最近では、胃癌を抑える成分としても、
注目されているようですね。




藤波の咲き行く見れば霍公鳥
    鳴くべく時に近づきにけり

             田辺福麻呂 万葉集


藤が散り、そして、ほととぎすの声が聞こえはじめると、
いよいよ夏の到来を感じはじめます。

風薫る季節・・・
ぜひ里山へお出かけ下さい。

渓川 清


白藤

鎌柄



伊呂波紅葉



2013.04.05 【歳時記】 風のたより

         風…感じていますか
    今朝…足元に咲いている花に気がつきましたか
    流れる時の中…ちょっと立ち止ってみませんか

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<染井吉野>

山際にも、桜の花びらが舞いはじめました。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

里山は満開の桜ですね。
開花が、一週間ほど早かったかなという感じでしたが、
花は今が盛り・・・

例年とあまり変わらないくらいに
花が残っています。

雨にしっとりと打たれ、
ほんのりと薄紅色がさしていますね。

まだまだ、お花見を楽しめそうです。

里山で見ることができる桜は、
主に山桜と江戸彼岸。

山桜は、開花とともに、
赤みを帯びた葉っぱも芽吹きます。


<山桜>

江戸彼岸は、花が先に咲いて、
散り際に、葉っぱが芽吹きます。
花の色も、薄紅色…

実は、麓の「枝垂桜」は、
この江戸彼岸の変種なんです。
江戸彼岸は、枝がしなるようにひろがります。
その枝のしなり具合が大きい個体が、
「枝垂桜」として作られてきました。

麓の「染井吉野」も、
人の手によって作られた桜なんです。

江戸彼岸と大島桜とのかけ合わせによるものです。
江戸時代、江戸近郊の染井村の職人さんが、
「吉野桜」として園芸種に改良しました。

元来の吉野桜は山桜ですから、
山桜ではない「吉野桜」は、のちに「染井吉野」と
呼ばれるようになりました。


<枝垂桜>

            風音はいつも谷間に桜狩 高木晴子


詩歌の世界では、
古来、「花」と言えば、
すなはち「桜」・・・

我が国では、花の中の花、それが桜です。


    雀来て障子に動く花の影 夏目漱石


花見、花盛り、花明り、花篝、花雪洞、花吹雪、花冷えと、
これすべてが「桜」のことですよね。


<染井吉野>

    さくらより少し色濃し桜餅 森澄雄


桜餅の葉っぱは、頬ばると、
なんともいえぬ甘い香りが漂いますね。

この香りは、
「クマリン」という成分によるものなんです。
抗菌作用があり、血液も浄化されるようです。

散りはじめの里山の桜。
お見逃しなく。


<辛夷>

<壷菫>

<野路菫>

<小鷺>

<軽鴨>

<頬白>


2013.03.28 【歳時記】 風のたより

 

                風…感じていますか
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<山桜>


    うれしさは春のひかりを手に掬ひ  野見山朱鳥


時同じくして、
春の花が野辺を飾る箕面の里山。

ある人が言ってました。

北国の、そのずっと奥の里山では、

ある朝、戸口を開けると、一夜にして、
目の前に、春が来ていると・・・

前日までは、辛子色だった野山が、

ある日を境に、
色とりどりの野山に変わっているというのです。

この年は、箕面の里山にも、春が一斉にやってきました。


<枝垂桜>
 

     梅の花咲きて散りなば桜花

        継ぎて咲くべくなりにてあらずや 

                     薬師張氏福子 万葉集

例年であれば、
満作、白梅、紅梅、山茱萸、連翹、辛夷、

山桜、江戸彼岸、雪柳、染井吉野と、

散りては咲き、また散りては咲きと、

順を追って開花してきました。

それが、この春は、
里山に、それぞれの彩で、それぞれの花が、
競うように、今一斉に開花しています。


<連翹>

勝尾寺川の畔では、
白梅の白、紅梅の紅、連翹の黄、

日向水木の薄い黄色、雪柳の白、枝垂桜の薄紅、
山桜や染井吉野、そして大島桜の淡い淡い薄紅と、
すべてが咲き揃っています。

今年は、桜も早いですね。

この様子では、入学式の頃には、もう散ってしまいそうです。
 

        曇天の山深く入る花のころ  桂信子

ある朝、一斉に、

何の前触れもなく咲く花といえば辛夷。
その辛夷の真っ白い花も、
ある朝、ふと気がつくと、枝先をいっぱいに飾っていました。


<辛夷>

辛夷が咲くと、もう本格的な春。

桜が咲いて、花冷えがあっても、
その冷たさは、

暖かさを帯びた春の冷え込みですね。

一度に、あわてるかのように花開いた箕面の春。

お見逃しなきよう・・・

皆さまも、ぜひお出かけ下さい。


<染井吉野>

<枝垂桜>

<彼岸桜>

<雪柳>

<雪柳>

<連翹>

<花韮>

<辛夷の花芽>

<もみじの新芽>



2009.03.21 【歳時記】 風のたより

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satoyama
<里山は春>

春はあけぼの やうやう白くなりゆく・・・枕草子

山肌が芽吹きの紅みを帯びはじめた箕面の里山。
曙が、毎朝、色を落していくのでしょうか。
曙馬酔木も開きはじめました。

akebono
<曙馬酔木>

曙馬酔木ならずとも、真っ白な馬酔木の花も、
その咲きはじめは、うっすらと曙色に染まっています。
間もなく、たくさんの鈴が連なるように、枝先を覆うことでしょう。

asebi
<馬酔木>


    春山の馬酔木の花のあしからぬ

           君にはしゑや寄そるともよし  万葉集 詠み人知らず



先日までは、梅の白い色と紅い色、
そして咲きはじめの山茱萸の黄色がぽつぽつでした。
でも、春の颯が吹き去り、そして、春の雨が通り過ぎた里山は、
一変して春そのものとなっています。

sakura



    春さらば逢はむと思ひし梅の花

           今日の遊びに相見つるかも  薬師高氏義通  万葉集



満開の白梅、紅梅、枝垂れ梅、薄紅色は彼岸桜でしょうか。
麓の河津桜も、すでに咲いているようですね。
山茱萸も、そして連翹も見事な満開です。
日向水木の花も枝先で揺れています。

sansyu
<山茱萸>

沿道には、犬ふぐり、姫踊子草、仏の座、繁縷、薺の花でいっぱいです。

梅と桜・・・

遠目には、なかなか見分けがつかない事があります。
梅は花の柄がほとんどないので、枝にくっつくように咲いてますよね。
梅の花びらは円いけど、桜の花びらの先っぽは割れてますね。
梅は一つの節に一つ咲きますが、桜は、房のようにいくつか咲いてます。

梅は、弥生の昔には、すでに薬草として大陸から伝わっていたようです。
ですから、中国語の「mメイ」が転じて、その名も「ウメ」ですね。

里山でも、風邪、熱冷まし、痛みを和らげる貴重な薬草です。

karugamo
<軽鴨>


         山一つ二つ俄かに春めきし  宇佐美魚目


水温む勝尾寺川の、軽鴨の番も、長閑な春の日に、の〜んびりです。

春の色漂う箕面の里山。
皆さまも、ぜひお出かけ下さい。


sansyu up
<山茱萸>
rengyo
<連翹>
hyuga
<日向水木>
hakubai
<白梅>
momiji
momiji up
<紅みを帯びはじめたもみじの枝>
nazuna
<薺>
hakobe
<繁縷>
inufugri
<大犬のふぐり>
hotoke
<仏の座>
himeodoriko
<姫踊子草>


2009.03.14 【歳時記】 風のたより

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                     春颯積もれる落ち葉を運び去り  涼


春の颯が通り過ぎた箕面の里山。
颯が冬の落ち葉を吹き飛ばし、
残れる冬の季節も運び去っていきました。

週末は、すごい風でしたね。
颯が通り過ぎるごとに、 そして一雨ごとに、
里山は、春めいていきます。


       薄紅の絵の具を使ふ春めくや  涼


春めいてくると、 パレットに薄紅色や黄色や、
そして薄緑色の淡い色が落されます。
里山に、パステルが、ぽつんぽつんと 色づけされていくのですね。





      をりからの薄紅梅をくぐる水  古舘曹人


紅梅が、ようやく花を開き、 薄紅梅も八分咲きくらいになっています。

清少納言も、紅梅を好んだようですね。
枕草子に、 「木の花は濃きも薄きも紅梅」とあります。

ここ十日ほどの間に、 白梅も、ほぼ満開となりました。





     白梅の中紅梅に近づきぬ  森澄雄


芥子色や朽葉色だった里山にも、 淡い華やかさが灯りはじめています。


     山茱萸にけぶるや雨も黄となんぬ  水原秋櫻子


先週までは莟んでいた山茱萸の花も、 たくさん開いていました。
白梅の白、紅梅の紅に、 山茱萸の黄が色を添えています。


<山茱萸>

この山茱萸、江戸時代に中国より薬草として 伝わりました。
里山では、身体が弱った時に用いてきました。

別名は、「春黄金花」・・・
まるで木の枝に、 黄金がたくさん生っているようにも見えます。

春の颯が吹き荒れた翌日は、 一転して、麗らかな日和となりました。
小鳥の囀りも心地良く聞こえました。

先日、勝尾寺参道の木の枝にいた鳥を、 頭高かなと思ってよく見ると、
頬白でした。
でも、この日見かけたのは、 頬白ではなく、頭高でした。


<馬酔木>


                     来しかたや馬酔木咲く野の 日のひかり  水原秋櫻子


馬酔木の花も、少しづつ開花してきましたね。
山道では、早くも天狗蝶が道案内を してくれました。

春めく箕面の里山。
皆さまも、ぜひお出かけ下さい。


<三椏>

<黄水仙>

<仏の座>春の七草の「仏の座」ではありません。七草の「仏の座」は小鬼田平子です。

「見事な擬態。カモフラージュですね。何がいるかわかりますか?」

<頬白>でした!

<頭高>

<百舌鳥>

<金黒羽白>

<緋鳥鴨>

<夕暮れの皿池>

<夕暮れの皿池>

<天狗蝶>


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