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2020.08.03.「東海自然歩道コース」実施報告。

梅雨明けと諾ふ風の軽さかな(稲福昌一)

例年に比して10日遅れて梅雨も明け、

8月になりました。この間、各地で記録

的な豪雨による甚大な被害、さらには新

型コロナウイルスが猛威をふるっていま

す。明治の物理学者・寺田寅彦は<天災

は忘れた頃にやって来る>と警告をして

いますが、けだし至言と言えます。一方

で人類の歴史は災害や感染症との戦いで

もあり、常に勝利してきました。故に楽

天的な思いを抱きたいものです。ともあ

れ、「山の日」も近づきました。山で青

空を仰ぎ、軽やか風の中で暗鬱な気分を

払拭しましょう。

♫ 夏を愛する人は 心強き人

  岩を砕く波のような 僕の父親 ♫

      荒木とよひさ「四季の歌」

本日も山々に<涼>を求めて、総勢15

名で<東海自然歩道>に向いました。

 


古道・中ノ坂道に咲く<高砂百合>。

 

つぎつぎと花開きゆく白百合の

     茎先重く花のかさなり

       (中山富美子)

 


西江寺の参道を歩む。

 

参道の木陰涼しく空狭き

             (岡村昭則)

 


西江寺・境内に咲く、ホタルブクロウノ花。

 

しとしとと空の濁りはしたたりて

     蛍ぶくろの花序に連なる

       (道浦母都子)

 


聖天展望台付近の広場にて。AM9:15。

準備体操。

 

朝だ朝だよ 朝陽がのぼる

空にまっかな 陽がのぼる

みんな元気で 元気で起きよ

朝はこころも からりとはれる

あなたもわたしも 君らも僕も

ひとり残らず 起きよ 朝だ

   八十島稔「朝だ元気で」

 


 聖天展望台付近に咲く合歓の花。

 

合歓の葉のやさしき眠りその花の

     夢見る思ひ石のうへの常

      (前川佐美雄)

 


聖天展望口(ヘアーピンカーブ)付近。

急峻斜面にて、ゴミ回収の開始です!

 


不法投棄物がどんどん出現。

徹底して回収します。

これはもう、格闘技ですね。

 


25m近くの先端までゴミが散乱。

奥行きが深い為、危険度が増し、

慎重に下ります。

 


身近なゴミから土嚢袋に詰め回収です。

さすがベテラン、この手際よさを

ご覧あれ!!

 


想定以上のゴミの多さに支援部隊を投入!

高温多湿で汗が滴り落ちます。

でも、パト隊はめげません。

 


急峻な斜面につき、長年に渡り放置され

たため、回収は広範囲に及びます。

 


危険度と疲労度が一段と増して、

細心の注意を払っての作業テです。

ここは慎重が肝要です。

 


焦らず、丁寧に回収を心掛けます。

急斜面では足場の確保と重心の

バランスが大事です。

蚊の襲来には閉口です。

 


いよいよ引き上げ開始です。

当然、此の登りも厳しいのです。

もう、全身汗だくです。

もう一踏ん張り!!

 


ここからは連携プレーです。

ロープを持参しなかったのが

悔やまれます。でも、この奮闘振り。

人海作戦が功を奏し、完全回収に成功!!

お疲れ様でした!

    


全員、怪我も事故も無く、作業完了!

本日の全ゴミ回収量は

            29.5kg

でした。有り難うございました!

 

いつまでも

美しくあって欲しい

私たちの箕面の山 !

   (箕面の山パトロール隊)

 


疲労回復に、熱中症予防に

塩飴カが配られる。

 

塩飴を携帯したる酷暑なり

     (山口美琴)

 


高山道を歩む。

多湿に苦しみながら。

俳人I隊員ノ一句。

 

ハイカーや団扇は腰に荷を担ぎ(篤老)

 


府道43号線沿いに咲く、臭木の花。

 

つい霽れぬ空のにごりや花臭木

      (角田独峰)

 


才ヶ原林道を歩む。

 

八月の梅雨明に鳴く蝉のこゑ

     聞きてしばらく心癒やさん

         (佐藤志満)

 


才ヶ原林道に咲く、鬼百合。

 

さゆらぎて鬼百合盛夏に佇ちてあり

      既に種子抱く姿安けし

         (南川静恵)

 


ババタレ坂へ向かう。

 

梅雨明や軽くなりたる朝の風 

                 (木村宏一)

 


才ヶ原林道のアケビ。

 

絡みつつ通草は山をはなさざる

                 (柿村喜代美)

 


 ババタレ坂を下る。

 

暑き日に衰えて行く山草を

       ありのままにしわれは見過す

                     (紫生田 稔)

 


ビジターセンターに咲く、狐の剃刀。

 

名を知りてよりのきつねのかみそりぞ

                  (大石悦子)

 

 


政の茶屋園地にて。

ランチ・タイム  AM11:30。

 

おにぎりの中の魚を数えたら

     ツナ鮭いくらその他いろいろ

                 (やすふじ まさひろ)

 


東海自然歩道を歩む。

 

登れども登れども青嶺は遠し

            (岡村昭則)

 


東海自然歩道の、アブラゼミ。

 

せみが鳴くこの季節にだけあるものは

      せみが鳴き止む時の沈黙

           (高島幸一)

 


<ぎふちょう>橋を渡る。

 

此のあたり目に見ゆるものは皆涼し

                               (芭蕉)

 


自然研究路4号線の倒木も処理。

<私だって鋸ぐらい使いこなせます!>

と女性隊員Uさん。倒木を切断。お見事!

拍手喝采 !

これにて4号線も通行可能になりました。

感謝!

 

 元始、女性は太陽であった!」

      (平塚らいてう)

 

本日の<クリーンハイキング>は高温多湿

に閉口したものの、蝉時雨や梅雨明けの風

の軽さを楽しめた夏のひと日でした。お疲

れさまでした。

さて、先般、パト隊は長年の<箕面の山の

美化活動>に対して、皆さま方を代表して

、林野庁より最高位の「農林水産大臣賞

を受賞させて戴きました。ハイキングでの

健康維と山ゴミ回収と言うささやか

社会奉の両輪で約16年間も継続

して来られたものと確信しています。恐ら

く、どちらか一方だけであれば途中で頓挫

していたでしょう。この受賞を機に、いっ

そう、奮起し更に飛躍して行きたいと思い

ます。今後共、どうぞ、よろしくお願い申

し上げます。

念願は人格を決定する

   継続は力なり

        (住岡夜晃)

それでは、また9月にお会いしましょう。

ご機嫌よう、さようなら。

     コース担当者一同

       (報告:森岡)  

「番外編」

当該「農林水産大臣賞」の授与式の模様を

朝日新聞は7月2日付け朝刊に、また、箕

面市の広報誌「もみじだより8月号」にも

掲載戴きました。大きな反響があり、市民

の皆さま方から激励や感謝の言葉を戴きま

した。戸惑いつつも、嬉しく、有り難く思

っております。

 


 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



2020.07.20 医王岩コース 実施報告

梅雨の晴れ間に浮ぶリョウブの白い花。青空を背景に、雲と競うかのように咲いていました

 

 梅雨明け宣言は出ないまま、7月も下旬に入りました。朝から蒸し暑い一日となりましたが、集合場所の阪急箕面駅には26名(一般参加17名、隊員9名)の皆さんが集まりました。最高気温が30度越えの真夏日、ハイキングには厳しい環境になりましたが、あちこちで近づく盛夏を感じた一日でした。それでは、その模様を紹介しましょう。

 

 この日は、阪急箕面駅から北公園へ向かい、ここでリーダーからコロナ感染防止のための諸注意などを聴き、準備体操を済ませて山手公園を経て医王岩へ。巨岩を眺めたあと二十二曲がりを登り昼食。昼食休憩後、三ツ石を経由し才ヶ原林道を経て西江寺に下り解散しました。

  

定刻に阪急箕面駅前を出発。青信号を確認し横断歩道をわたります

一行は、夏を代表するサルスベリの花の下を通り、北公園に向かいました

  

北公園でリーダーからの注意事項を聴いた後は準備体操で身体をほぐし、山手公園へ

 

  

途中、カミキリ虫やクマゼミの歓迎を受けました。夏だな〜‼

  

少し歩くと流れる汗。駅前の氷の幟を懐かしく思い出しながら、水分補給です。暑い、暑い‼

 

  

給水休憩後、一行は如意団地から山手公園を経て、宝珠院奥の院へ

 

 宝珠院は弘法大師の創建と伝えられ、如意輪観音を本尊とし、安産祈願の寺として知られています。立ち寄った奥の院には役行者、弘法大師、観音菩薩、不動明王のレリーフがあり、ここが信仰の地だったことを物語っています。

  

宝珠院奥の院の石仏様に手を合わせ、この日の安全祈願。境内にはヤマモモの大木が陽射しを遮っていました

  

宝珠院奥の院を出発し、次に向かったのは医王岩。この日も巨岩の偉容に圧倒されました

 

 ハイキングコース名となっている「医王岩」は、高さ25メートルの三層からなる巨岩です。大宮寺から山に分け入った川沿いにそそり立ち、巨岩の頂は人の頭部に似ています。古くから土地や生産を司る農耕神、大己貴(オオナムチ)・少彦名(スクナビコナ)の二大神が生まれた土地といわれて信仰の対象とされ、ここで古代の祭祀が行われていたとの説もあります。

 

圧倒的な偉容を誇る医王岩。最上部の岩は、巨人の顔のように見えました

 

 ここで、この日目にした夏の花々や木々の実りを紹介しましょう。

【夏の花】

  

(左から)オニユリ、ナツフジ、メハジキ

  

(左から)アキノタムラソウ、ヨウシュヤマゴボウ、アメリカイヌホウズキ

【木々の実り】  

  

(左から)オニグルミ、ウワミズザクラ、ナツハゼ

 

 閑話休題。医王岩の偉容に圧倒された一行は、二十二曲がりへ。暑さと湿気で、予期せぬ悪戦苦闘を強いられました。

一行は、医王岩から杉木立をぬって二十二曲がりに向かいます

  

高温多湿のなかの急登は、予想以上に体力の消耗が激しく、口数も減って・・・

  

坂の途中で給水休憩。木立の間から見える眼下の街並みは、湿気が多いせいか霞んでいました

 

  

二十二曲がりを登りきり、木陰の下で昼食を摂るみなさん。ちょっと「密」ですね

  

昼食後は、才ヶ原林道を下り、出口でゴミを回収。風の杜新道を通り西江寺に下山し仮解散しました

 

 この日は、みなさんのご協力で4.0キロのゴミを回収することができました。ありがとうございました

  

 

 この日は朝から梅雨の晴れ間独特の蒸し暑さ。山に入っても噴き出した汗が止まらず、熱中症が心配されるほどの厳しいハイキングとなりました。それでも木立からは蝉の声が聞こえ、路傍には夏の花が咲き、深まる木々の緑は梅雨明けが近づいたことを知らせていました。盛夏の足音が聞こえた一日でした。

樹幹に見つけた蝉の抜け殻。にわかに騒がしくなった蝉の大合唱が、盛夏の到来が近いことを告げていました 

 

 母さま

 裏の木のかげに、

 蝉のおべべが

 ありました。

 

 蝉も暑くて

 脱いだのよ、

 脱いで、忘れて

 行ったのよ。

   −金子みすゞ「蝉のおべべ」―

 

 次回は8月17日(月)に実施します。多数のご参加をお待ちしています。

                                コース担当一同(写真と文 竹内)

 



2020.07.19 動物調査&クリーンハイキング

雨が続いたのちの晴れの日。

総勢7名にて動物調査&クリーンハイキングを行いました。

 

△聖天展望台より 久々の青空

 

△きれいなドングリ?と思ったらキノコ

 

△この時期はあちこちにキノコたちが♪

 

本日のゴミ回収は、1袋・2.0kg、タバコ38本でした。

 

ではカメラに映った動物たちの様子です

 

△黒い影のそのしっぽ! イタチかな

 

△黒い脚にそのカラダ やっぱりイタチ?

 

△そのカラダは暗くてもわかります!

 

△この春に生まれたであろうウリ坊たち〜

 

△こちらにも子どもが。親子の鹿。

 

 

次回は8/16(日)に実施します。奮ってご参加ください。

 

                  担当記

 



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